NY為替:米景気先行き見通し改善でFRBの利下げペース減速観測強まる
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円05銭から154円92銭まで上昇し、154円62銭で引けた。景気先行き見通しの改善で連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ鈍化観測に長期金利上昇に連れドル買いに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.0627ドルから、1.0595ドルまで下落し、1.0625ドルで引けた。独11月ZEW景気期待指数が予想外に悪化、さらに、トランプ米次期政権による関税策が欧州経済の成長を抑制し、欧州中央銀行(ECB)の積極的な利下げにつながるとの見方が引き続きユーロ売り圧力となった。ユーロ・円は、163円58銭から164円33銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2824ドルから1.2719ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8803フランから0.8836フランまで上昇した。
《MK》
提供:フィスコ