日経平均VIは低下、株価の下値堅く警戒感は緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-2.93(低下率11.25%)の23.11と低下している。なお、今日ここまでの高値は23.76、安値は22.83。
今日の東京株式市場はやや売りが先行し、日経225先物は下落して始まったが、取引開始後は一時上げに転じるなど、下値の堅い動きとなっている。市場では米大統領選や米FOMCを先週通過し、今日は大きな懸念材料がなく、安心感が先行。株価も底堅いことからボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和し、日経VIは先週末の水準を下回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ