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ダウ先物は小幅高 米大統領選の行方見守る=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:24)(日本時間22:24)
ダウ先物 41988(+32.00 +0.08%)
S&P500 5753.25(+10.00 +0.17%)
ナスダック100先物 20148.75(+62.75 +0.31%)

 米株価指数先物市場でダウ先物は小幅高、S&P500、ナスダック100も上昇している。市場は本日投開票の米大統領選の行方を見守っている。最新世論調査では、両候補とも拮抗しており、予断を許さない状況となっている。

 また、議会選挙の行方も注目している。上院は3分の1が改選になるが、共和党が優勢との調査も出ている。一方、下院が全議席が改選になるが、こちらも情勢が拮抗している状況。共和党と民主党のどちらが議会の過半数を占めれば、大幅な歳出削減や大幅な税制改正が行われる可能性がある。

 今回の結果は株価の行方に大きな影響を与える可能性があるが、投資家は目先の不安定さを覚悟しておいた方がいいかもしれない。1980年までデータを遡ると、米株価指数は選挙日から年末にかけて上昇するが、通常、選挙期間中とその翌週は下落する傾向があるという。選挙結果を巡る不透明感が、市場の動揺をさらに大きくする可能性がある。

 「新政権がより緊縮的になりそうな政策を打ち出さない限り、強気相場は損なわれない」との見方も出ている。

 通常であれば日本時間の明日6日午後以降には結果が判明するが、今回も2020年同様に混迷が予想されており、すぐには結果は判明しないリスクもあるとの声も聞かれる。一部からは週末までかかるとの声もあるようだ。

 ボーイング<BA>が時間外で上昇。労働組合は、経営側と組合が合意した新たな労働協約案の組合員投票を行い、賛成多数で受け入れた。7週間余りに渡って生産に支障を来していたストライキが終結する。

 情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が時間外で大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の営業利益の見通しも上方修正している。同社のAIソフトに対する旺盛な需要が示された。

 ディスカウントショップのダラー・ツリー<DLTR>が時間外で上昇。新たな暫定CEOを任命した。2022年後半からCOOを務めるクリードン氏が暫定CEOに就任する。同社はまた、約10年前に約89億ドルで買収したファミリー・ダラー社の戦略的代替案を検討し続けているとも発表。

 カジノのウィン・リゾーツ<WYNN>が決算を受け時間外で下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、重要な指標である不動産EBITDARも予想を下回っている。Rは支払い賃料。今回の決算は、同社が期待ほど市場シェアを獲得できなかったことを示唆した。

 オランダの半導体、NXPセミコンダクターズ<NXPI>が決算を受け時間外で下落。第4四半期のガイダンスで予想を下回る売上高と1株利益の見通しを示したことが嫌気されている模様。自動車業界の低迷が影響。また、同社の産業およびIoT製品の最終需要も低迷。

(NY時間08:34)(日本時間22:34)時間外
ボーイング<BA> 157.90(+2.83 +1.82%)
パランティア<PLTR> 48.15(+6.74 +16.28%)
ダラー・ツリー<DLTR> 69.70(+2.89 +4.33%)
ウィン・リゾーツ<WYNN> 93.64(-2.01 -2.10%)
NXP<NXPI> 221.00(-15.90 -6.71%)

アップル<AAPL> 221.80(-0.21 -0.09%)
マイクロソフト<MSFT> 409.60(+1.14 +0.28%)
アマゾン<AMZN> 196.01(+0.23 +0.12%)
アルファベット<GOOG> 171.15(+0.47 +0.28%)
テスラ<TSLA> 247.39(+4.55 +1.87%)
メタ<META> 562.50(+1.82 +0.32%)
エヌビディア<NVDA> 137.10(+1.05 +0.77%)
AMD<AMD> 141.95(+1.24 +0.88%)
イーライリリー<LLY> 806.00(-0.14 -0.02%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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