日経平均は321円高、寄り後は上げ幅拡大
日経平均は321円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京市場で輸出株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、国内主要企業の4-9月期決算発表が本格化しており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が強まり、株価の支えとなった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が続落したことや、海外市場で米長期金利が引き続き強含みの展開となっていることが東京市場の株価の重しとなった。また、11月5日に投開票が行われる米大統領選への警戒感が継続し、東京市場で買い手控え要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は上げ幅を拡大している。
《SK》
提供:フィスコ