日経平均テクニカル:4日ぶり小反発、5日線が25日線割れ
24日の日経平均は4営業日ぶりに小反発した。ローソク足は前日まで11本続けて陰線を引いたが、本日は陽線を描き、本日安値(37712.19円)付近での押し目買い需要を確認する形となった。ただ、高値と安値は前日から切り下がり、上値の重さを見せつける格好にもなった。一方、下降中の5日移動平均線は25日線を下回った。25日線が上向きのためデッドクロスではないが、地合い悪化のシグナルとして警戒が必要となろう。東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は97.08%(昨日100.61%)と中立圏中央の100%を下回った。9月10日の131.24%をピークとする低下基調が続いており、中立圏下限の90%付近までの騰落レシオ低下を伴う調整リスクにも留意したい。
《CS》
提供:フィスコ