話題株ピックアップ【昼刊】:I-ne、航空電子、バンナムHD
■アスコット <3264> 234円 +50 円 (+27.2%) ストップ高買い気配 11:30現在
23日に業績修正を発表。「前期経常を2.4倍上方修正・17期ぶり最高益、未定だった配当は2円増配」が好感された。
アスコット <3264> [東証S] が10月23日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。24年9月期の連結経常利益を従来予想の18.5億円→44.1億円(前の期は10億円)に2.4倍上方修正し、増益率が83.3%増→4.4倍に拡大し、17期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
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■REVOLUTION <8894> 498円 +80 円 (+19.1%) ストップ高買い気配 11:30現在
REVOLUTION<8894>はストップ高カイ気配。23日取引終了後、25年4月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表しており、これを好感した買いが集まった。毎年4月末及び10月末時点で20単元(2000株)以上、かつ6カ月以上継続保有する株主を対象に、6万円分のQUOカードPayを年2回贈呈する。
■I-ne <4933> 1,862円 +220 円 (+13.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
I-ne<4933>は大幅反発。23日取引終了後、化粧品メーカーのトゥヴェール(大阪府箕面市)の株式を取得し、子会社化すると発表した。株式譲渡実行日は10月31日。これを材料視した買いが入っている。あわせて、生活雑貨などの卸・小売りを展開する東亜産業(東京都千代田区)の子会社で、美容家電の開発販売などを手掛けるTTradingを子会社化することも明らかにした。株式譲渡実行日は同じく10月31日。業績への影響は現在精査中とした。
■フューチャー <4722> 1,818円 +94 円 (+5.5%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
フューチャー<4722>が反発。23日取引終了後に1~9月期連結決算を発表。売上高は前年同期比17.4%増の519億1600万円、営業利益は同11.7%増の115億9900万円だった。今後の銀行サービスの基盤となる「次世代バンキングシステム」の1行目の銀行における導入が完了するなど、中長期的な成長に資する大型プロジェクトが順調に進行した。これが好感されている。
■キヤノン電子 <7739> 2,371円 +114 円 (+5.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
キヤノン電子<7739>は3日ぶり反発。23日取引終了後に1~9月期連結決算を発表。売上高が前年同期比2.0%増の728億700万円、営業利益が同78.8%増の82億4800万円で着地しており、これが好感されている。レーザープリンター・複合機向けのレーザースキャナーユニットがアジア圏を中心に需要が増加したことが寄与した。なお、通期の小幅な増収・営業増益見通しは据え置いた。
■三重交HD <3232> 508円 +23 円 (+4.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
三重交通グループホールディングス<3232>は大幅高。近鉄系のバス大手で、不動産分野やレジャー関連など幅広く事業展開を図っている。同社が23日取引終了後に25年3月期業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の48億円から52億円(前期比10%増)に大幅増額した。連続での過去最高利益更新となる。また、好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当は従来計画の12円から14円(前期実績は12円)に2円増配することも併せて発表、これをうけて水準訂正を見込んだ投資資金を誘導している。
■日本航空電子工業 <6807> 2,651円 +98 円 (+3.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位
日本航空電子工業<6807>は朝安スタートも大きく切り返している。同社は23日の取引終了後に25年3月期上期(4~9月)の連結業績を発表。売上高1134億5100万円(前年同期比0.1%増)、営業利益92億1800万円(同36.1%増)となり、これを好感する買いが向かっているようだ。携帯機器向けでの特定製品や産業機械・インフラ向けでの減収があったものの、コネクタ事業の自動車市場向けや航空・宇宙向けでの成長によって増収を確保した。自動車部門の成長を牽引しているハーネス製品の収益性改善に加え、コストダウンや売価適正化、為替影響などもあって大幅増益を達成した。なお、為替差損を計上したことが響き、最終利益は前年同期比1.2%減の66億3100万円だった。
■カナデビア <7004> 1,017円 +28 円 (+2.8%) 11:30現在
カナデビア<7004>が朝安後に切り返した。同社は23日の取引終了後、米国の土木建設会社との損害賠償請求訴訟を巡り、和解時の条件に基づいて約29億円を受け取り、特別利益として計上すると発表した。これに伴い、25年3月期の連結業績予想を修正。最終利益の見通しをこれまでの160億円から180億円(前期比5.3%減)に引き上げた。最終減益幅の見通しが縮小したことを好感した買いが入ったようだ。売上高と営業・経常利益の見通しは据え置いた。
■バンナムHD <7832> 3,159円 +65 円 (+2.1%) 11:30現在
バンダイナムコホールディングス<7832>は4日ぶり反発。23日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を1兆800億円から1兆1500億円(前期比9.5%増)へ、営業利益を1150億円から1600億円(同76.4%増)へ上方修正すると発表。これが好感されている。上期業績が想定より大きく伸長したことが要因。加えて、足もとの市場環境や商品・サービスの販売動向、第3四半期以降の販売計画などを踏まえた。
■東京エレクトロン <8035> 23,205円 +435 円 (+1.9%) 11:30現在
東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>が堅調推移。米半導体製造装置メーカーのラムリサーチ<LRCX>が現地時間23日の通常取引終了後に発表した7~9月期の決算は、売上高が前年同期比19.7%増の41億6797万ドル、営業利益は同23.6%増の12億6419万ドル、1株利益は0.86ドル(前年同期は0.67ドル)となった。好決算との受け止めから同社株は時間外取引で急伸。日本の半導体関連株への買い戻しを誘う要因となったようだ。レーザーテック<6920>も上伸している。
■KOA <6999> 1,006円 -117 円 (-10.4%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
KOA<6999>は大幅安で年初来安値更新。23日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を646億円から628億円(前期比3.1%減)へ、営業利益を16億円から11億5000万円(同65.3%減)へ下方修正すると発表した。あわせて減配を発表しており、これらを嫌気した売りが出ている。日本や欧米、アジアでの景気停滞による下期の抵抗器需要の減少が顕著となってきたことが要因。配当予想については期末配当を25円から15円に引き下げた。年間配当額は40円(前期50円)となる見通し。
■奥村組 <1833> 4,140円 -170 円 (-3.9%) 11:30現在 東証プライム 下落率4位
奥村組<1833>は4日続落。8月5日につけた安値(4190円)を下回り、約2カ月半ぶりに年初来安値を更新した。午前10時ごろ、受注している工事に関して不適切な原価管理が行われていたことが判明したため、外部有識者を中心メンバーとする社内調査委員会を設置すると発表した。先行き不透明感から売りを出す向きがあるようだ。内部通報を受けて社内調査を行った結果、工事原価の付け替えの事実が判明し、その調査過程で更なる別の付け替えも判明したことから社内調査委を設置するという。調査結果と、それを受けた決算の確定に時間を要すため、中間決算の発表を延期する可能性があるとした。
■東京地下鉄 <9023> 1,712円 -27 円 (-1.6%) 11:30現在
東京地下鉄<9023>は朝高後に下げに転じた。同社は23日、東証プライム市場に新規上場し、公開価格1200円を430円(35.8%)上回る初値1630円を形成。その後、一時1768円まで水準を切り上げた。上場2日目となる24日の同社株は、朝方は買いが先行し、1780円まで上昇したが、その後は利益確定目的の売りが出て下げに沈んだ。もっとも下値では買い需要を集めており、1700円を上回る水準を維持。東証の個別銘柄の売買代金では上位にランクインしている。
■トヨタ自動車 <7203> 2,599.5円 -21 円 (-0.8%) 11:30現在
トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>、日産自動車<7201>など売りに押される展開。米国債券市場では長期国債を売る動きが一段と強まっており、米10年債利回りは足もと4.3%近くまで上昇するなど金利上昇顕著となっている。日米金利差拡大を受けて外国為替市場ではドルを買い戻す動きが加速、1ドル=152円台後半まで円安が進んでいる。為替感応度の高い自動車セクターには輸出採算改善期待から追い風材料として意識されている。一方、全体相場は27日の衆院総選挙を控え、与党の議席数が過半数割れとなる可能性を懸念し、機関投資家などによるポジション調整の売りが目立つ。自動車セクターは前日に日経平均が安い中で全体に逆行して強さを発揮していたこともあり、きょうは売り圧力も拭えない状況だ。
●ストップ高銘柄
アール・エス・シー <4664> 876円 +150 円 (+20.7%) ストップ高 11:30現在
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
23日に業績修正を発表。「前期経常を2.4倍上方修正・17期ぶり最高益、未定だった配当は2円増配」が好感された。
アスコット <3264> [東証S] が10月23日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。24年9月期の連結経常利益を従来予想の18.5億円→44.1億円(前の期は10億円)に2.4倍上方修正し、増益率が83.3%増→4.4倍に拡大し、17期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
⇒⇒アスコットの詳しい業績推移表を見る
■REVOLUTION <8894> 498円 +80 円 (+19.1%) ストップ高買い気配 11:30現在
REVOLUTION<8894>はストップ高カイ気配。23日取引終了後、25年4月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表しており、これを好感した買いが集まった。毎年4月末及び10月末時点で20単元(2000株)以上、かつ6カ月以上継続保有する株主を対象に、6万円分のQUOカードPayを年2回贈呈する。
■I-ne <4933> 1,862円 +220 円 (+13.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
I-ne<4933>は大幅反発。23日取引終了後、化粧品メーカーのトゥヴェール(大阪府箕面市)の株式を取得し、子会社化すると発表した。株式譲渡実行日は10月31日。これを材料視した買いが入っている。あわせて、生活雑貨などの卸・小売りを展開する東亜産業(東京都千代田区)の子会社で、美容家電の開発販売などを手掛けるTTradingを子会社化することも明らかにした。株式譲渡実行日は同じく10月31日。業績への影響は現在精査中とした。
■フューチャー <4722> 1,818円 +94 円 (+5.5%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
フューチャー<4722>が反発。23日取引終了後に1~9月期連結決算を発表。売上高は前年同期比17.4%増の519億1600万円、営業利益は同11.7%増の115億9900万円だった。今後の銀行サービスの基盤となる「次世代バンキングシステム」の1行目の銀行における導入が完了するなど、中長期的な成長に資する大型プロジェクトが順調に進行した。これが好感されている。
■キヤノン電子 <7739> 2,371円 +114 円 (+5.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
キヤノン電子<7739>は3日ぶり反発。23日取引終了後に1~9月期連結決算を発表。売上高が前年同期比2.0%増の728億700万円、営業利益が同78.8%増の82億4800万円で着地しており、これが好感されている。レーザープリンター・複合機向けのレーザースキャナーユニットがアジア圏を中心に需要が増加したことが寄与した。なお、通期の小幅な増収・営業増益見通しは据え置いた。
■三重交HD <3232> 508円 +23 円 (+4.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
三重交通グループホールディングス<3232>は大幅高。近鉄系のバス大手で、不動産分野やレジャー関連など幅広く事業展開を図っている。同社が23日取引終了後に25年3月期業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の48億円から52億円(前期比10%増)に大幅増額した。連続での過去最高利益更新となる。また、好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当は従来計画の12円から14円(前期実績は12円)に2円増配することも併せて発表、これをうけて水準訂正を見込んだ投資資金を誘導している。
■日本航空電子工業 <6807> 2,651円 +98 円 (+3.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位
日本航空電子工業<6807>は朝安スタートも大きく切り返している。同社は23日の取引終了後に25年3月期上期(4~9月)の連結業績を発表。売上高1134億5100万円(前年同期比0.1%増)、営業利益92億1800万円(同36.1%増)となり、これを好感する買いが向かっているようだ。携帯機器向けでの特定製品や産業機械・インフラ向けでの減収があったものの、コネクタ事業の自動車市場向けや航空・宇宙向けでの成長によって増収を確保した。自動車部門の成長を牽引しているハーネス製品の収益性改善に加え、コストダウンや売価適正化、為替影響などもあって大幅増益を達成した。なお、為替差損を計上したことが響き、最終利益は前年同期比1.2%減の66億3100万円だった。
■カナデビア <7004> 1,017円 +28 円 (+2.8%) 11:30現在
カナデビア<7004>が朝安後に切り返した。同社は23日の取引終了後、米国の土木建設会社との損害賠償請求訴訟を巡り、和解時の条件に基づいて約29億円を受け取り、特別利益として計上すると発表した。これに伴い、25年3月期の連結業績予想を修正。最終利益の見通しをこれまでの160億円から180億円(前期比5.3%減)に引き上げた。最終減益幅の見通しが縮小したことを好感した買いが入ったようだ。売上高と営業・経常利益の見通しは据え置いた。
■バンナムHD <7832> 3,159円 +65 円 (+2.1%) 11:30現在
バンダイナムコホールディングス<7832>は4日ぶり反発。23日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を1兆800億円から1兆1500億円(前期比9.5%増)へ、営業利益を1150億円から1600億円(同76.4%増)へ上方修正すると発表。これが好感されている。上期業績が想定より大きく伸長したことが要因。加えて、足もとの市場環境や商品・サービスの販売動向、第3四半期以降の販売計画などを踏まえた。
■東京エレクトロン <8035> 23,205円 +435 円 (+1.9%) 11:30現在
東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>が堅調推移。米半導体製造装置メーカーのラムリサーチ<LRCX>が現地時間23日の通常取引終了後に発表した7~9月期の決算は、売上高が前年同期比19.7%増の41億6797万ドル、営業利益は同23.6%増の12億6419万ドル、1株利益は0.86ドル(前年同期は0.67ドル)となった。好決算との受け止めから同社株は時間外取引で急伸。日本の半導体関連株への買い戻しを誘う要因となったようだ。レーザーテック<6920>も上伸している。
■KOA <6999> 1,006円 -117 円 (-10.4%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
KOA<6999>は大幅安で年初来安値更新。23日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を646億円から628億円(前期比3.1%減)へ、営業利益を16億円から11億5000万円(同65.3%減)へ下方修正すると発表した。あわせて減配を発表しており、これらを嫌気した売りが出ている。日本や欧米、アジアでの景気停滞による下期の抵抗器需要の減少が顕著となってきたことが要因。配当予想については期末配当を25円から15円に引き下げた。年間配当額は40円(前期50円)となる見通し。
■奥村組 <1833> 4,140円 -170 円 (-3.9%) 11:30現在 東証プライム 下落率4位
奥村組<1833>は4日続落。8月5日につけた安値(4190円)を下回り、約2カ月半ぶりに年初来安値を更新した。午前10時ごろ、受注している工事に関して不適切な原価管理が行われていたことが判明したため、外部有識者を中心メンバーとする社内調査委員会を設置すると発表した。先行き不透明感から売りを出す向きがあるようだ。内部通報を受けて社内調査を行った結果、工事原価の付け替えの事実が判明し、その調査過程で更なる別の付け替えも判明したことから社内調査委を設置するという。調査結果と、それを受けた決算の確定に時間を要すため、中間決算の発表を延期する可能性があるとした。
■東京地下鉄 <9023> 1,712円 -27 円 (-1.6%) 11:30現在
東京地下鉄<9023>は朝高後に下げに転じた。同社は23日、東証プライム市場に新規上場し、公開価格1200円を430円(35.8%)上回る初値1630円を形成。その後、一時1768円まで水準を切り上げた。上場2日目となる24日の同社株は、朝方は買いが先行し、1780円まで上昇したが、その後は利益確定目的の売りが出て下げに沈んだ。もっとも下値では買い需要を集めており、1700円を上回る水準を維持。東証の個別銘柄の売買代金では上位にランクインしている。
■トヨタ自動車 <7203> 2,599.5円 -21 円 (-0.8%) 11:30現在
トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>、日産自動車<7201>など売りに押される展開。米国債券市場では長期国債を売る動きが一段と強まっており、米10年債利回りは足もと4.3%近くまで上昇するなど金利上昇顕著となっている。日米金利差拡大を受けて外国為替市場ではドルを買い戻す動きが加速、1ドル=152円台後半まで円安が進んでいる。為替感応度の高い自動車セクターには輸出採算改善期待から追い風材料として意識されている。一方、全体相場は27日の衆院総選挙を控え、与党の議席数が過半数割れとなる可能性を懸念し、機関投資家などによるポジション調整の売りが目立つ。自動車セクターは前日に日経平均が安い中で全体に逆行して強さを発揮していたこともあり、きょうは売り圧力も拭えない状況だ。
●ストップ高銘柄
アール・エス・シー <4664> 876円 +150 円 (+20.7%) ストップ高 11:30現在
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース