日経平均は22円安、寄り後は一時上げに転じる
日経平均は22円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が高安まちまちだったが、ダウ平均が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が上昇していることも株価の相対的な割高感を意識させた。さらに、27日投開票の衆院選を絡め、国内政治の不透明感が意識されていることに加え、11月5日投開票の米大統領選挙への警戒感も次第に強まりつつあることから、積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場で、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅ながら上昇したことが東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=150円60銭台と、昨日15時頃と比べ1円20銭ほど円安。ドル高に振れたことが輸出株などの株価支援要因となり、寄り後、日経平均は一時上げに転じた。
《SK》
提供:フィスコ