個人投資家・有限亭玉介:石破政権下が円高基調ならば思惑・期待のある株を狙うべし【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2024年10月14日14時に執筆
石破政権が衆議院の解散を発表し、株式市場も方向性を探る動きが目立っております。大方の予想に反して円安方向へ動いているのは、石破政権が本当に短命に終わるとの思惑によるものでしょうか。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
10月7日~11日の週はドル円の為替は円安に振れました。10月10日に米労働省が発表した消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回った事で、米長期金利が上昇している様子です。それを受けてドル円の為替は円安に振れております。
この円安は、就任から戦後最速で解散総選挙ムード一色となった石破政権が短命に終わりそう…という思惑も含まれているのでしょうか。日銀の利上げ観測に加えて石破政権の政策を考慮すると、中長期的には円高要因ばかりですからねぇ。そこから状況が一変するとなると、再び投資戦略を練り直す必要がありますな。
直近の円安と半導体市場の好況を受けてか、日経平均は石破ショックの下げ分を取り戻しつつあるようです。10月27日の選挙を前に、ご祝儀相場の盛り上がりも見せています。この調子がずっと続いてくれれば良いのですが、中長期では利上げで円高へ持っていこうとする意思が石破政権で強まるかもしれません。現在のように円安へ振れるほど「国力の低下」だの抽象的な理由で利上げ実施への口実にもなりますからねぇ。
そのような予想が現実となるか杞憂となるかは、解散総選挙後にわかるはずです。そもそも自民党が大敗して石破降ろしのムードが高まる可能性もありますし、もしくは自民党が与党では無くなる可能性もゼロではないですからねぇ…。
さて、円高基調が続くならチェックしておきたい銘柄を今回はピックアップしてみました。自社ECサイト「YZ Store」を運営するyutori<5892>は、同社のECアプリが10万ダウンロードを達成した事が好感されました。伊藤忠商事<8001>と「MARITHE + FRANCOIS GIRBAUD」ブランドに関する販売特約店契約を締結した事も好材料です。
10月3日の決算発表が好調だったクスリのアオキHD<3549>は、じわじわと下値を切り上げると年初来高値を更新しました。自社株買いの実施も好感されており、年々増配している点も注目ですな。インバウンド関連としての思惑もあるか。
内視鏡世界首位のオリンパス<7733>は、10月8日の日経新聞の記事で泉竜也最高財務責任者(CFO)が「M&Aも含め、2026年3月期までに1000億円規模を上回る資金を投じたい」と報じられた事で買いが流入した模様。11月8日の決算発表も要チェックです。
「GiGO」ブランドのアミューズメント施設を展開するGENDA<9166>は、「植田ショック」以降のチャート堅調に上昇トレンドを維持していますね。25年1月期は過去最高益を更新する見通しですし、円高に為替が振れれば再び食指が伸びる可能性がありますな。今後配当を実施する可能性もあるのか監視を続けていきたいですな。
続いては住宅大手の住友林業<1911>です。緩やかに1年を通じて上昇トレンドを形成している同社は、円高メリットに加えて更に増配も実施される可能性があるか監視中です。引き続き米住宅戸建て市場が好調なら、さらに業績拡大へ向かうかと見ていますが、やはり数字次第ですねぇ。10月31日の決算発表は注視したいところです。
最後は直近で物色を受けていたドーン<2303>です。10月10日の決算(1Q)が好感されて一気に年初来高値を更新してきています。民間向けの防災・防犯システム・アプリなどを手掛けており、石破総理就任に際して思惑テーマとして物色されている『防災関連』の一つとして人気化の可能性も見ます。一目均衡表(月足)の雲をこの勢いで超えてきたら面白そうなんですが…目先は昨年3月の高値2469円を超えてきたいところですねぇ。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》
提供:フィスコ