テリロジーHD---テリロジーがAIエンジンを脅威解析基盤に搭載したブラウザセキュリティソリューションを販売開始
テリロジーホールディングス<5133>は17日、同社の連結子会社のテリロジーが、米国Concealと日本における販売代理店契約を締結し、よりセキュアなブラウザを実現する「Conceal Browse」の販売を開始したと発表した。
近年、業務におけるブラウザの重要性はますます高まっている。一方で、Webベースの脅威は進化を続けている。
こうした中、米国ではブラウザにおけるセキュリティ強化が新たなセキュリティ手法として大きな注目を浴びており、ブラウザセキュリティソリューションの導入が進んでいる。
Conceal Browseは、独自のAIエンジンを脅威解析に利用する軽量型のブラウザセキュリティソリューションである。Conceal Browseは既存のブラウザの拡張機能として導入するだけで、ユーザーがアクセスするウェブサイトをリアルタイムで分析し、脅威のあるウェブサイトを自動的にブロックあるいは隔離環境で表示する。Conceal独自のAIエンジンにより、最新の攻撃パターンを継続的に学習し、進化し続ける脅威にも対応することができる。
今回の契約締結は、兼松<8020>が2018年にシリコンバレーに設立したKanematsu Venturesとの連携により実現した。兼松は、現地で先端/革新的技術を持つスタートアップ企業を発掘しており、米国やイスラエルなど世界中の最先端技術へのアクセスが深化したことでConcealに繋がった。
テリロジーは、2022年に兼松のグループ会社である兼松エレクトロニクスと資本・業務提携契約を締結しており、兼松グループとの協力関係を強めている。
テリロジーでは、兼松、および兼松エレクトロニクスの三社で、サイバーセキュリティ技術の探索から導入・実装までの一貫支援を確立し、お客様へのトータルソリューションの提供を目指していくとしている。
《AK》
提供:フィスコ