久光薬は4日続伸、第2四半期増収増益と「HP-3150」の米国臨床開発開始を好感
久光製薬<4530>は4日続伸している。10日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算が、売上高754億5600万円(前年同期比12.7%増)、営業利益90億600万円(同7.3%増)、純利益90億9800万円(同8.1%増)と増収増益となったことが好感されている。
「サロンパス」や女性ホルモン製剤を中心に海外売上高が増加したほか、経皮吸収型非ステロイド性疼痛治療剤「ジクトルテープ」や原発性手掌多汗症治療剤「アポハイドローション」などの売り上げが増加した。また、8月に一部商品について希望小売価格の改定を実施した影響や円安も寄与した。
25年2月期通期業績予想は、売上高1520億円(前期比7.3%増)、営業利益145億円(同10.1%増)、純利益158億円(同13.1%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に、経皮吸収型非ステロイド性疼痛治療剤「HP-3150」の慢性腰痛に対する米国臨床開発を開始すると発表しており、これも好材料視されている。同剤は、ジクロフェナクナトリウムを有効成分とする全身性の経皮吸収型製剤で、国内では「ジクトルテープ」として、21年3月に「各種がんにおける鎮痛」、22年6月に「腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群及び腱鞘炎における鎮痛・消炎」を効能または効果として製造販売承認を取得している。今回、新たに米国で「慢性腰痛症における鎮痛」の適応症で臨床開発を行うことになり、25年度中に初回臨床試験である臨床薬理試験を開始し、その結果やこれまで国内で得られた非臨床・臨床成績を基に、26年度中の米国第3相比較臨床試験の開始を目指すとしている。
出所:MINKABU PRESS
「サロンパス」や女性ホルモン製剤を中心に海外売上高が増加したほか、経皮吸収型非ステロイド性疼痛治療剤「ジクトルテープ」や原発性手掌多汗症治療剤「アポハイドローション」などの売り上げが増加した。また、8月に一部商品について希望小売価格の改定を実施した影響や円安も寄与した。
25年2月期通期業績予想は、売上高1520億円(前期比7.3%増)、営業利益145億円(同10.1%増)、純利益158億円(同13.1%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に、経皮吸収型非ステロイド性疼痛治療剤「HP-3150」の慢性腰痛に対する米国臨床開発を開始すると発表しており、これも好材料視されている。同剤は、ジクロフェナクナトリウムを有効成分とする全身性の経皮吸収型製剤で、国内では「ジクトルテープ」として、21年3月に「各種がんにおける鎮痛」、22年6月に「腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群及び腱鞘炎における鎮痛・消炎」を効能または効果として製造販売承認を取得している。今回、新たに米国で「慢性腰痛症における鎮痛」の適応症で臨床開発を行うことになり、25年度中に初回臨床試験である臨床薬理試験を開始し、その結果やこれまで国内で得られた非臨床・臨床成績を基に、26年度中の米国第3相比較臨床試験の開始を目指すとしている。
出所:MINKABU PRESS