NY為替:中東地政学的リスク増大でリスクオフ
7日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円27銭から147円86銭までじり安推移し、148円17銭で引けた。地政学的リスクの上昇を警戒し、リスク回避の円買いが優勢となった。また、米国の重要インフレ指標発表を控えた手仕舞いのドル売りや、ハリケーン勢力拡大による景気への打撃を警戒したドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.0987ドルまで上昇後、1.0970ドルまで反落し、1.0972ドルで引けた。ホルツマン・オーストリア中銀総裁のインフレ退治が完了には程遠いとのタカ派発言を受けでユーロ売りが後退したが、ドイツの製造業受注の落ち込みを警戒したユーロ売りに上値が限定的となった。ユーロ・円は、162円80銭から162円30銭まで下落。ポンド・ドルは1.3066ドルから1.3096ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8534フランまで下落後、0.8566フランまで上昇した。
《MK》
提供:フィスコ