NY為替:米9月雇用統計改善を受けて大幅利下げ観測後退、ドルは大幅続伸
4日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円50銭から149円00銭まで上昇し、148円67銭で引けた。米9月雇用統計が予想以上に強く、11月連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ観測が後退し長期金利上昇に伴うドル買いが加速した。
ユーロ・ドルは1.1032ドルから1.0951ドルまで下落し、1.0975ドルで引けた。ユーロ・円は、161円60銭から163円37銭まで上昇。日欧金利差縮小観測を受けた円買い、ユーロ売りがさらに後退。ポンド・ドルは1.3175ドルから1.3070ドルまで下落。英国の9月建設業PMIが予想外に上昇し22年4月来で最高となったほか、英中銀のチーフエコノミスト、ピル氏が急過ぎる、もしくは過度な利下げリスクを警告し、金融引き締めの段階的解除を支持する考えを示したため押し目買いに下げ止まった。ドル・スイスは0.8514フランから0.8608フランまで上昇した。
《MK》
提供:フィスコ