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0020 東証 小型株

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【↑】日経平均 大引け| 続伸、手控え気分が強く方向感に欠ける展開 (10月4日)


日経平均株価
始値  38594.73
高値  38735.29(11:28)
安値  38501.82(10:07)
大引け 38635.62(前日比 +83.56 、 +0.22% )

売買高  18億1827万株 (東証プライム概算)
売買代金  3兆8802億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は83円高と続伸、一進一退で方向感に欠ける
 2.前日のNYダウは、中東情勢の緊迫化が警戒されて反落
 3.今晩の米9月雇用統計の発表を控え、様子見姿勢が強まる
 4.三菱重や川重が高く、三菱UFJなど銀行株もしっかり
 5.米港湾ストの終結が嫌気され郵船や商船三井など海運株が急落

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比184ドル安と反落した。中東情勢の緊迫化や米雇用統計の発表を控えていることもあり持ち高調整の売りが優勢となった。

 東京市場では、日経平均株価は続伸。手控え気分が強く、方向感に欠ける展開が続いた。

 前日の米株式市場では、NYダウは反落。中東情勢への警戒感で売りが優勢だった。米国株が下落したものの、日経平均は下値に買いが入り底堅くスタート。前引けは180円高とこの日の高値圏に上昇した。ただ、後場に入ってからは、上値は重く3万8600円台を中心とする一進一退が続いた。週末要因に加え、今晩は米9月雇用統計が発表されることもあり様子見姿勢が強まり、引けにかけ一時マイナス圏に転じる場面もあったが、結局買い直されて取引を終えた。

 個別銘柄では、三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>といった銀行株が値を上げた。原油価格の上昇を受け、INPEX<1605>やENEOSホールディングス<5020>がしっかり。三菱商事<8058>や三井物産<8031>が高く、東京電力ホールディングス<9501>や北海道電力<9509>も値を上げた。ファーストリテイリング<9983>が上場来高値を更新した。
 半面、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>が安く、ソフトバンクグループ<9984>や日立製作所<6501>が軟調。住友林業<1911>やフジクラ<5803>が下落した。米港湾ストライキが終結し、運賃上昇期待が後退したことから日本郵船<9101>や商船三井<9104>、川崎汽船<9107>といった海運株が急落した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、アドテスト <6857>、テルモ <4543>、KDDI <9433>、バンナムHD <7832>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約122円。うち64円はファストリ1銘柄によるもの。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、コナミG <9766>、TDK <6762>、川崎汽 <9107>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約92円。

 東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は海運業、輸送用機器、電気機器の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉱業、(2)石油石炭製品、(3)電気・ガス業、(4)銀行業、(5)パルプ・紙。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)倉庫運輸関連、(2)不動産業、(3)建設業、(4)化学、(5)その他金融業。

■個別材料株

△INPEX <1605> [東証P]、石油資源 <1662> [東証P]
 中東情勢緊迫でWTI価格の上昇続く。
△Wディッシュ <2901> [東証S]
 中国卸売り企業との協業を材料視。
△ダイドー <3205> [東証S]
 資本金1億円への減資を臨時株主総会に付議。
△クスリアオキ <3549> [東証P]
 第1四半期2ケタ営業増益と自社株買い発表を好感。
△ワールド <3612> [東証P]
 8月中間期最終益の進捗順調・デジタル事業成長で見直し買い。
△ビーマップ <4316> [東証G]
 「イノトランス2024」出展レポートを材料視。
△KeePer <6036> [東証P]
 9月キーパーラボ既存店売上高が2ヵ月連続で前年上回る。
△サイバーバズ <7069> [東証G]
 「船井電機株の仮差し押さえ」報道でコメント開示。
△三陽商 <8011> [東証P]
 101万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△セブン銀 <8410> [東証P]
 「セブン&アイによる保有株の一部売却検討」との報道。

▼瑞光 <6279> [東証P]
 日本・中国向け売り上げ減で上期営業赤字。
▼郵船 <9101> 、商船三井 <9104> [東証P]
 米港湾スト終了で海上輸送混乱に伴う運賃上昇の思惑がはく落。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)三陽商 <8011>、(2)ワールド <3612>、(3)Uアローズ <7606>、(4)セブン銀 <8410>、(5)北海電 <9509>、(6)日ヒュム <5262>、(7)ハードオフ <2674>、(8)クスリアオキ <3549>、(9)メルカリ <4385>、(10)エムスリー <2413>。
 値下がり率上位10傑は(1)川崎汽 <9107>、(2)郵船 <9101>、(3)商船三井 <9104>、(4)瑞光 <6279>、(5)レック <7874>、(6)住友林 <1911>、(7)マーケットE <3135>、(8)芝浦 <6590>、(9)SBSHD <2384>、(10)さくらネット <3778>。

【大引け】

 日経平均は前日比83.56円(0.22%)高の3万8635.62円。TOPIXは前日比10.36(0.39%)高の2694.07。出来高は概算で18億1827万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1150、値下がり銘柄数は448となった。東証グロース250指数は647.20ポイント(3.13ポイント安)。

[2024年10月4日]


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