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0020 東証 小型株

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話題株ピックアップ【夕刊】(3):NSSOL、トヨタ、西松屋チェ

■日鉄ソリューションズ <2327>  3,685円  +60 円 (+1.7%)  本日終値
 日鉄ソリューションズ<2327>が反発。2日の取引終了後、長年にわたるパートナー企業で、ITインフラ領域の運用保守サービスや製品サポートを提供するOSPソリューションズ(沖縄県那覇市)の全株式を取得しグループ会社化すると発表しており、好材料視された。マルチクラウドなどのIT基盤環境の複雑化やセキュリティー脅威の深刻化を受けて、ITシステムの運用保守の重要性が増していることから、今後高まる運用保守サービスニーズへの対応力を一層強化するのが狙い。中長期的には、高度IT人材を拡充することで、OSP社を沖縄ニアショア開発拠点として機能拡張する方針としている。

■アイザワ証券グループ <8708>  1,834円  +30 円 (+1.7%)  本日終値
 アイザワ証券グループ<8708>が反発。2日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、25年3月期第2四半期に投資有価証券売却益10億2900万円を特別利益として計上すると発表しており、好材料視された。

■トヨタ自動車 <7203>  2,601.5円  +32 円 (+1.3%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>が反発、2600円近辺を横に走る25日移動平均線を意識した展開。このほか、ホンダ<7267>、日産自動車<7201>など自動車株は総じて上値指向が強い。石破新総裁が今は追加利上げの環境ではないと明言したことを受け、外国為替市場では急速にドルが買い戻される展開となり、足もとで1ドル=146円台後半まで急激に円安方向に振れている。これを受け、輸出セクターの中でも為替感応度の高い自動車株に追い風材料として捉えられている。トヨタの今期想定レートは1ドル=145円で、実勢はそれよりも1円以上円安で推移している。同社はドル・円相場1円の変動で、営業利益ベースで約500億円の差が生じると試算されており、足もとの円安進行による輸出採算改善効果が強い追い風材料として捉えられている。

■西松屋チェーン <7545>  2,472円  +30 円 (+1.2%)  本日終値
 西松屋チェーン<7545>が反発。2日の取引終了後に、上限を24万3000株(発行済み株数の0.40%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。取得期間は10月4日から25日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の実行や株主への利益還元を目的としているという。同時に発表した第2四半期累計(2月21日~8月20日)単独決算は、営業利益は70億2400万円(前年同期比4.2%増)となった。円安の影響などで粗利益率は低下したものの、売上高の増加により吸収した。売上高は935億1500万円(同5.7%増)だった。4月以降の気温上昇に伴い春物衣料や夏物衣料が好調に推移したほか、ここ数年注力している小学校高学年向け衣料も大きく売り上げを伸ばした。一方、雑貨部門は紙おむつ、粉ミルクなどの食料品やレイン用品、玩具、哺乳瓶などの調乳育児用品が好調だった。なお、純利益は法人税などの増加により47億4900万円(同0.3%減)と微減となった。25年2月期通期業績予想は、売上高1880億円(前期比6.1%増)、営業利益136億円(同14.0%増)、純利益93億8400万円(同14.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■INPEX <1605>  2,083.5円  +25 円 (+1.2%)  本日終値
 INPEX<1605>やENEOSホールディングス<5020>が3日続伸。2日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月限が前日比0.27ドル高の1バレル=70.10ドルと上昇した。中東情勢の緊迫化を背景にした買いが流入しており、一時72ドル台まで値を上げた。イランがイスラエルに向けて、弾道ミサイルを発射したことに対し、イスラエルは数日以内にイランに対して報復を行う可能性がありイランの石油施設が標的になる、との見方が報じられたことが警戒された。一方、OPEC加盟国とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は2日に合同閣僚監視委員会(JMMC)を開催した。現行の生産方針を維持し、12月以降は段階的に削減量を縮小し増産する計画であることから、原油価格は弱含む場面もあった。

■エア・ウォーター <4088>  2,032.5円  +12.5 円 (+0.6%)  本日終値
 エア・ウォーター<4088>がしっかり。2日、グループ会社で大阪大学発の医療機器スタートアップ企業のリモハブが、遠隔心臓リハビリシステムの薬事承認申請を行ったと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。心疾患の患者が社会生活に円滑に復帰するための心臓リハビリテーションを在宅でも受けられるようにするシステムで、阪大大学院医学系研究科の研究グループが2020年から実施していた治験を完了した。研究グループは治験の詳細な結果について、主要関連学会での発表や、査読誌への論文投稿を行う予定としている。

■兼松 <8020>  2,332円  -88 円 (-3.6%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ
 兼松<8020>は安い。2日取引終了後、既存株主による株式売り出しを実施すると発表しており、株式需給の悪化を懸念した売りが出た。売り出し株数は571万6200株で、需要状況に応じて上限85万7400株のオーバーアロットメントによる売り出しを行う。売り出し価格は9日から16日までのいずれかの日に決定する。

■エービーシー・マート <2670>  2,953.5円  -77.5 円 (-2.6%)  本日終値  東証プライム 下落率9位
 エービーシー・マート<2670>が続落。2日の取引終了後に発表した9月度売上高で、既存店売上高は前年同月比6.1%増と31カ月連続で前年実績を上回ったものの、8月の同11.0%増から伸び率が縮小しており、伸びの鈍化が嫌気されたようだ。天候不良の日が多かったものの、前年に比べて祝日が1日多い曜日並びだったこともあって売り上げが伸長した。商品別では、月後半から気温が低下し始めたことで、秋物の新作スニーカーやロングスリーブのアパレルが好調だった。なお、全店売上高は同7.1%増だった。

■カヤック <3904>  610円  +100 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 カヤック<3904>が後場急伸。同社はきょう、総務省の「地域おこし協力隊の戦略的広報」に係る総合企画・運営事業を受託したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。この事業は、都市部から地方に移住して地域活性化に貢献する地域おこし協力隊の応募者数増加と促進を目的としたもの。同社は自社運営の移住スカウトサービス「SMOUT(スマウト)」の知見と、自治体や移住関心層とのネットワークを生かすとしている。

■コラボス <3908>  353円  +44 円 (+14.2%)  本日終値
 コラボス<3908>が急騰し年初来高値を更新した。2日の取引終了後、25年3月期の単独業績予想について、営業利益を1700万円から7000万円(前期2億9400万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。「@nyplace」などの現有サービスで特定の大口顧客の業務縮小などの影響があったほか、「VLOOM」及び「UZ」などの新サービスで想定より顧客獲得に時間を要したことなどにより、売上高は21億5000万円から19億4000万円(前期比9.9%減)へ下方修正したが、重点施策と位置づけている「コスト改善施策」により外注費などのコスト削減が順調に進捗していることが営業利益を押し上げる。また、上期に関係会社株式売却益を計上することから、最終利益は1000万円から1億3000万円(前期7億9800万円の赤字)へ上方修正した。

●ストップ高銘柄
 MX中国株投 <2530>  43,000円  +20,000 円 (+87.0%) ストップ高   本日終値
 One中国5 <2553>  10,400円  +4,001 円 (+62.5%) ストップ高   本日終値
 サイバー・バズ <7069>  1,360円  +300 円 (+28.3%) ストップ高   本日終値
 大和重工 <5610>  1,435円  +300 円 (+26.4%) ストップ高   本日終値
 iFEGBA <2629>  3,710円  +700 円 (+23.3%) ストップ高   本日終値
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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