NY為替:米ADP雇用統計は予想上回る、大幅利下げ観測後退でドル強含み
2日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円67銭から146円51銭まで上昇し、146円38銭で引けた。米9月ADP雇用統計が予想を上回ったため、連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げ観測がさらに後退し、長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。石破首相の日銀追加利上げへのけん制発言を受け日米金利差縮小観測が後退し、円の売り戻しが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1077ドルから1.1033ドルまで下落し、1.1049ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の10月理事会での追加利下げを織り込むユーロ売りにさらに拍車がかかった。ユーロ・円は、160円20銭から161円88銭まで上昇した。日欧金利差縮小観測を受けた円買い、ユーロ売りが後退。ポンド・ドルは1.3296ドルから1.3246ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8476フランから0.8508フランまで上昇した。
《MK》
提供:フィスコ