話題株ピックアップ【夕刊】(2):東エレク、ダイセキ、コメリ
■東京エレクトロン <8035> 25,080円 -960 円 (-3.7%) 本日終値
東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連株が総じて売られる展開。前日の米国株市場では中東の地政学リスクを背景に軟調な地合いとなったが、半導体関連株への売りが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3日続落となり、この日は3%近い下落をみせた。東京市場でも前週に大きく上昇した半導体セクターへのポジション調整の売りが優勢となっている。なお、日経半導体株指数に連動する形で組成されたETFであるNEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信<200A>は前週末に5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現したが、足もとで再び25日線を株価が下回る状況となっている。
■ダイセキ <9793> 3,645円 -115 円 (-3.1%) 本日終値
ダイセキ<9793>が反落。1日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算で、売上高327億9100万円(前年同期比8.3%減)、営業利益73億2700万円(同5.4%減)と減収、営業減益となったことが嫌気された。リサイクル燃料の出荷が好調で単体では売上高・利益ともに過去最高を更新したものの、ダイセキ環境ソリューション<1712>の手掛ける土壌汚染処理関連事業が、前期に受注した大規模土壌処理案件が終息したことにより大幅な減収減益となった。なお、25年2月期通期業績予想は、売上高656億円(前期比5.2%減)、営業利益140億円(同5.5%減)の従来見通しを据え置いている。
■コメリ <8218> 3,655円 -40 円 (-1.1%) 本日終値
コメリ<8218>が冴えない。1日の取引終了後に発表した9月度の月次売上動向で、既存店売上高が前年同月比0.2%減となり、小幅ながら2カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。厳しい残暑と中旬の天候不順の影響により、秋のガーデニング・家庭菜園などの需要に遅れが生じるとともに、週末の客数が落ち込んだ。ただ、価格優位性のあるPB商品を展開している玄米保冷庫やカー用品が売り上げを下支えした。なお、全店売上高は同0.9%増だった。
■チヨダ <8185> 991円 -8 円 (-0.8%) 本日終値
チヨダ<8185>は冴えない。1日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高で、既存店売上高は前年同月比11.4%増と2カ月連続で前年実績を上回ったものの、全体相場の下落もあって好材料視する動きは限定的だった。曜日回りによる影響が約4ポイントあったほか、プラベートブランド「バイオフィッター」にスパット機能をプラスした婦人靴の新作が好調だった。また、新学期に向けた学販商品の売り上げも伸長した。なお、全店売上高は同9.8%増だった。
■ワークマン <7564> 4,335円 -25 円 (-0.6%) 本日終値
ワークマン<7564>が続落。1日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高速報で、既存店売上高は前年同月比1.5%増と4カ月連続で前年実績を上回ったものの、8月の同8.0%増から伸び率が縮小しており、これが売り材料視されたようだ。厳しい残暑が続いたことで夏物衣料が好調に推移した一方、秋冬商戦の立ち上がりが遅れたという。年間商品では、メンズ・レディースともにカジュアルが伸長したほか、アスレシューズやレインウェアが売上を牽引した。なお、全店売上高は同4.5%増だった。
■One中国5 <2553> 6,399円 +2,800 円 (+77.8%) ストップ高 本日終値
One ETF 南方 中国A株 CSI500<2553>やMAXIS HuaAn中国株式(上海180A株)上場投信<2530>、中国H株ブル2倍上場投信<1572>がストップ高をつけた。中国市場は国慶節の休場期間中にあるが、2日が休場明けとなる香港市場でハンセン指数は一時7%を超す上昇となり、休場前の強気相場が続いている。中国政府の景気刺激策が相次いで発表されたことを受け、中国の景気回復を期待したマネーが中国市場の休場の間に香港市場に集中しているようだ。中国・香港株の先高観が台頭するなか、東京市場でも関連ETF(上場投資信託)を物色する姿勢がみられている。iFreeETF 中国科創板 50(STAR50)<2628>が急伸。ETN(上場投資証券)のNEXT NOTES 香港ハンセン・ダブル・ブル ETN<2031>もストップ高に上昇した。
■ジェリビンズ <3070> 133円 +25 円 (+23.2%) 本日終値
ジェリービーンズグループ<3070>が大幅高。同社は1日取引終了後、メタシティ(東京都千代田区)とメタシティが提供するブロックチェーンゲーム「LORD OF DRAGONS」の日本総代理店契約を締結したと発表。これが材料視されたようだ。この契約は、メタシティがジェリビンズに対し、グローバル展開する「LORD OF DRAGONS」日本語版の総代理店権利(期間5年間)を付与するもの。事業執行はジェリビンズ子会社のJB BLOCKが中心となって実施するという。
■雨風太陽 <5616> 1,675円 +300 円 (+21.8%) ストップ高 本日終値
雨風太陽<5616>が全体リスクオフ相場をものともせず急騰。地方創生関連の一角として注目を集めており、前日は急騰後に値を消し長い上ヒゲをつけたものの、きょうは改めて投機性の強い短期資金を誘引する格好となっている。前日取引終了後に新たな事業を開始することを発表、地方婚活支援事業として結婚相談所「ちほ婚!」を開設し、同社の全国約8300人の産地直送通販「ポケットマルシェ」登録生産者やそのつながりを契機に地方在住会員を拡大していく。また、Webメディアを通じ「地方婚」の魅力を発信することで、都市在住の会員獲得も目指す方針という。これを受け、新事業創設に伴う業容拡大効果に期待した買いを呼び込んだ。
■セーラー広告 <2156> 492円 +80 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値
セーラー広告<2156>がストップ高。10月1日に石破茂新内閣が正式に発足したことを受けて、地方創生関連の一角として改めて注目されているようだ。同社は香川県高松市に本社を置き、四国・山陽地方を地盤とする広告代理店で、広告やイベントなど地域ブランディングに関する実績も多いことから思惑的な買いが入ったようだ。
■イクヨ <7273> 3,035円 +256 円 (+9.2%) 一時ストップ高 本日終値
イクヨ<7273>が急反発。1日の取引終了後、中国の大手建設機械メーカー徐州工程機械集団輸出入(XCMGコントラクション・マシーナリー)及び商社の坂垣(東京都千代田区)と日本におけるEV建設機械に関する合弁事業を運営すると発表しており、好材料視された。イクヨが8月に新設した子会社イクヨトレーディングがXCMG及び坂垣に対して第三者割当増資を実施して合弁会社とし、XCMGが製造する電動作業車(EV)に関する、EV製造のための重機、EVトラックなど製造のための建設機械及び新エネルギー車両関連部品について、総代理店として日本における輸入・販売を行い、更にはメンテナンスを行うという。なお、業績への影響は現時点では軽微と見込む。
株探ニュース
東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連株が総じて売られる展開。前日の米国株市場では中東の地政学リスクを背景に軟調な地合いとなったが、半導体関連株への売りが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3日続落となり、この日は3%近い下落をみせた。東京市場でも前週に大きく上昇した半導体セクターへのポジション調整の売りが優勢となっている。なお、日経半導体株指数に連動する形で組成されたETFであるNEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信<200A>は前週末に5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現したが、足もとで再び25日線を株価が下回る状況となっている。
■ダイセキ <9793> 3,645円 -115 円 (-3.1%) 本日終値
ダイセキ<9793>が反落。1日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算で、売上高327億9100万円(前年同期比8.3%減)、営業利益73億2700万円(同5.4%減)と減収、営業減益となったことが嫌気された。リサイクル燃料の出荷が好調で単体では売上高・利益ともに過去最高を更新したものの、ダイセキ環境ソリューション<1712>の手掛ける土壌汚染処理関連事業が、前期に受注した大規模土壌処理案件が終息したことにより大幅な減収減益となった。なお、25年2月期通期業績予想は、売上高656億円(前期比5.2%減)、営業利益140億円(同5.5%減)の従来見通しを据え置いている。
■コメリ <8218> 3,655円 -40 円 (-1.1%) 本日終値
コメリ<8218>が冴えない。1日の取引終了後に発表した9月度の月次売上動向で、既存店売上高が前年同月比0.2%減となり、小幅ながら2カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。厳しい残暑と中旬の天候不順の影響により、秋のガーデニング・家庭菜園などの需要に遅れが生じるとともに、週末の客数が落ち込んだ。ただ、価格優位性のあるPB商品を展開している玄米保冷庫やカー用品が売り上げを下支えした。なお、全店売上高は同0.9%増だった。
■チヨダ <8185> 991円 -8 円 (-0.8%) 本日終値
チヨダ<8185>は冴えない。1日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高で、既存店売上高は前年同月比11.4%増と2カ月連続で前年実績を上回ったものの、全体相場の下落もあって好材料視する動きは限定的だった。曜日回りによる影響が約4ポイントあったほか、プラベートブランド「バイオフィッター」にスパット機能をプラスした婦人靴の新作が好調だった。また、新学期に向けた学販商品の売り上げも伸長した。なお、全店売上高は同9.8%増だった。
■ワークマン <7564> 4,335円 -25 円 (-0.6%) 本日終値
ワークマン<7564>が続落。1日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高速報で、既存店売上高は前年同月比1.5%増と4カ月連続で前年実績を上回ったものの、8月の同8.0%増から伸び率が縮小しており、これが売り材料視されたようだ。厳しい残暑が続いたことで夏物衣料が好調に推移した一方、秋冬商戦の立ち上がりが遅れたという。年間商品では、メンズ・レディースともにカジュアルが伸長したほか、アスレシューズやレインウェアが売上を牽引した。なお、全店売上高は同4.5%増だった。
■One中国5 <2553> 6,399円 +2,800 円 (+77.8%) ストップ高 本日終値
One ETF 南方 中国A株 CSI500<2553>やMAXIS HuaAn中国株式(上海180A株)上場投信<2530>、中国H株ブル2倍上場投信<1572>がストップ高をつけた。中国市場は国慶節の休場期間中にあるが、2日が休場明けとなる香港市場でハンセン指数は一時7%を超す上昇となり、休場前の強気相場が続いている。中国政府の景気刺激策が相次いで発表されたことを受け、中国の景気回復を期待したマネーが中国市場の休場の間に香港市場に集中しているようだ。中国・香港株の先高観が台頭するなか、東京市場でも関連ETF(上場投資信託)を物色する姿勢がみられている。iFreeETF 中国科創板 50(STAR50)<2628>が急伸。ETN(上場投資証券)のNEXT NOTES 香港ハンセン・ダブル・ブル ETN<2031>もストップ高に上昇した。
■ジェリビンズ <3070> 133円 +25 円 (+23.2%) 本日終値
ジェリービーンズグループ<3070>が大幅高。同社は1日取引終了後、メタシティ(東京都千代田区)とメタシティが提供するブロックチェーンゲーム「LORD OF DRAGONS」の日本総代理店契約を締結したと発表。これが材料視されたようだ。この契約は、メタシティがジェリビンズに対し、グローバル展開する「LORD OF DRAGONS」日本語版の総代理店権利(期間5年間)を付与するもの。事業執行はジェリビンズ子会社のJB BLOCKが中心となって実施するという。
■雨風太陽 <5616> 1,675円 +300 円 (+21.8%) ストップ高 本日終値
雨風太陽<5616>が全体リスクオフ相場をものともせず急騰。地方創生関連の一角として注目を集めており、前日は急騰後に値を消し長い上ヒゲをつけたものの、きょうは改めて投機性の強い短期資金を誘引する格好となっている。前日取引終了後に新たな事業を開始することを発表、地方婚活支援事業として結婚相談所「ちほ婚!」を開設し、同社の全国約8300人の産地直送通販「ポケットマルシェ」登録生産者やそのつながりを契機に地方在住会員を拡大していく。また、Webメディアを通じ「地方婚」の魅力を発信することで、都市在住の会員獲得も目指す方針という。これを受け、新事業創設に伴う業容拡大効果に期待した買いを呼び込んだ。
■セーラー広告 <2156> 492円 +80 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値
セーラー広告<2156>がストップ高。10月1日に石破茂新内閣が正式に発足したことを受けて、地方創生関連の一角として改めて注目されているようだ。同社は香川県高松市に本社を置き、四国・山陽地方を地盤とする広告代理店で、広告やイベントなど地域ブランディングに関する実績も多いことから思惑的な買いが入ったようだ。
■イクヨ <7273> 3,035円 +256 円 (+9.2%) 一時ストップ高 本日終値
イクヨ<7273>が急反発。1日の取引終了後、中国の大手建設機械メーカー徐州工程機械集団輸出入(XCMGコントラクション・マシーナリー)及び商社の坂垣(東京都千代田区)と日本におけるEV建設機械に関する合弁事業を運営すると発表しており、好材料視された。イクヨが8月に新設した子会社イクヨトレーディングがXCMG及び坂垣に対して第三者割当増資を実施して合弁会社とし、XCMGが製造する電動作業車(EV)に関する、EV製造のための重機、EVトラックなど製造のための建設機械及び新エネルギー車両関連部品について、総代理店として日本における輸入・販売を行い、更にはメンテナンスを行うという。なお、業績への影響は現時点では軽微と見込む。
株探ニュース