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東京株式(前引け)=急反落、一気に3万8000円台割り込む

 30日前引けの日経平均株価は前営業日比1849円22銭安の3万7980円34銭と急反落。前場のプライム市場の売買高概算は11億7018万株、売買代金概算は2兆6339億円。値上がり銘柄数は181、対して値下がり銘柄数は1439、変わらずは24銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめ売り注文が殺到し、日経平均株価は急反落。一時1900円強の下落で3万7900円近辺まで水準を切り下げた。前引けは若干下げ渋ったものの、3万8000円台を下回って着地している。前週末27日取引終了後に、自民党総裁選で石破茂元幹事長が決選投票で高市早苗経済安全保障担当相を破り新総裁に就任、これが嫌気される形でリスクオフ一色となった。外国為替市場でドル安・円高が進んだことも全体相場の下げを助長している。前場の値下がり銘柄数はプライム上場銘柄の88%を占めた。

 個別では前場の売買代金トップとなったレーザーテック<6920>をはじめ、東京エレクトロン<8035>やディスコ<6146>など半導体製造装置関連が軒並み大幅安となったほか、売買代金2位に入った三菱重工業<7011>も軟調。トヨタ自動車<7203>、ソフトバンクグループ<9984>などが大きく売られたほか、日経平均寄与度の高いファーストリテイリング<9983>の下げも目立つ。三越伊勢丹ホールディングス<3099>が急落、住友不動産<8830>、三井不動産<8801>など不動産株も急落した。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調、ニトリホールディングス<9843>も買いを集めた。チェンジホールディングス<3962>が急騰、日本精線<5659>、モリタホールディングス<6455>なども大幅高。

出所:MINKABU PRESS

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