ダウ平均は反発 マイクロンが大幅高 スーパー・マイクロが大幅安=米国株序盤
NY株式26日(NY時間13:40)(日本時間02:40)
ダウ平均 42158.10(+243.35 +0.58%)
ナスダック 18126.23(+44.02 +0.24%)
CME日経平均先物 39315(大証終比:+655 +1.68%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。前日は上げが一服していたが、先週のFOMC後からの楽観ムードは継続している。半導体関連株の一角が上昇しており全体をサポートしている。
マイクロン・テクノロジー<MU>が決算を受けて大幅高となっていることが他のアプライド<AMAT>やラムリサーチ<LRCX>などの上昇に繋がっている。ガイダンスで第1四半期の1株利益および売上高が予想を上回った。堅調なAI需要がデータセンター向けのDRAMと高帯域幅メモリ製品の売上急増を牽引した。AI需要と同社の価格設定力に前向きな見方を示しており、今回の決算は昨年の不況から脱しつつあることを示唆している。
市場はソフトランディグへの期待を裏付ける経済指標を待っているが、取引開始前に米新規失業保険申請件数が発表され2週連続で減少し、予想も下回った。第2四半期のGDP確報値も公表され3.0%のプラス成長となった。一連の経済指標は堅調な経済を裏付けるものと捉えられたようだ。
一方、マイクロンの大幅高にもかかわらず、ナスダックは上値の重い動き。スーパー・マイクロ<SMCI>が大幅安となっていることも指数を重くしているようだ。米司法省が同社を調査していると伝わっている。空売りで知られるヒンデンブルグの批判的なレポートを受けて、米司法省の調査を受けたという。調査は初期段階にあり、サンフランシスコの連邦検事局の検察官が同社の会計違反を内部告発した元従業員に情報の提供を求めた。この元従業員は4月に同社とCEOを相手取り、内部告発者訴訟を起こしている。
例年9月は最悪の月と言われているが、いまのところ今年の9月は上げて終わりそうな雰囲気となっている。しかし、11月初めの米大統領選を控えて慎重な見方も少なくない。
「今後1カ月間の株式市場の動きはコイントスと同じようなものだ。それがまさに今起こっていることだと思いう。なぜなら、いくつかのポジション調整が行われたうえに、われわれはいま、選挙までの40日について考えているからだ」との声が出ている。「多くの投資家は、選挙の日までは資本を投入したくないと考えている。どちらが勝かは関係ない。ただ、そのイベントを終わらせたいだけだ」とも述べていた。
本日は航空株の上げが目立っている。サウスウエスト航空<LUV>が25億ドルの自社株買い計画や主要な政策変更の詳細を発表したことが材料視されている。7-9月期(第3四半期)の売上高見通しも上方修正した。同社はアクティビスト(物言う株主)のエリオットからの圧力にさらされているが、自社の努力が功を奏していることを株主に納得させたい意向。
ITサービスのアクセンチュア<ACN>が決算を受け上昇。第1四半期の売上高見通しが予想を上回った点が好感されている。
オーディオ製品のソノス<SONO>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に2段階引き下げ、目標株価も11ドルに設定した。同社のアプリのデザイン変更が売上高と損益に好影響を与えることはないと述べている。
食品ケータリングのアラマーク<ARMK>が上昇。フランスの同業ソデクソが同社の買収を検討していると伝わった。
サウスウエスト航空<LUV> 29.88(+1.49 +5.25%)
アメリカン航空<AAL> 11.73(+0.73 +6.59%)
デルタ航空<DAL> 51.54(+2.79 +5.72%)
ユナイテッド航空<UAL> 58.70(+4.59 +8.49%)
マイクロン<MU> 109.22(+13.45 +14.04%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 392.19(-65.96 -14.40%)
アクセンチュア<ACN> 353.17(+16.12 +4.78%)
ソノス<SONO> 12.00(-0.60 -4.73%)
アップル<AAPL> 227.42(+1.05 +0.46%)
マイクロソフト<MSFT> 429.82(-2.29 -0.53%)
アマゾン<AMZN> 190.81(-1.72 -0.89%)
アルファベットC<GOOG> 163.69(+0.70 +0.43%)
テスラ<TSLA> 253.38(-3.64 -1.42%)
メタ<META> 564.03(-4.28 -0.75%)
AMD<AMD> 165.53(+3.51 +2.17%)
エヌビディア<NVDA> 122.76(-0.75 -0.61%)
イーライリリー<LLY> 907.84(-16.72 -1.81%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 42158.10(+243.35 +0.58%)
ナスダック 18126.23(+44.02 +0.24%)
CME日経平均先物 39315(大証終比:+655 +1.68%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。前日は上げが一服していたが、先週のFOMC後からの楽観ムードは継続している。半導体関連株の一角が上昇しており全体をサポートしている。
マイクロン・テクノロジー<MU>が決算を受けて大幅高となっていることが他のアプライド<AMAT>やラムリサーチ<LRCX>などの上昇に繋がっている。ガイダンスで第1四半期の1株利益および売上高が予想を上回った。堅調なAI需要がデータセンター向けのDRAMと高帯域幅メモリ製品の売上急増を牽引した。AI需要と同社の価格設定力に前向きな見方を示しており、今回の決算は昨年の不況から脱しつつあることを示唆している。
市場はソフトランディグへの期待を裏付ける経済指標を待っているが、取引開始前に米新規失業保険申請件数が発表され2週連続で減少し、予想も下回った。第2四半期のGDP確報値も公表され3.0%のプラス成長となった。一連の経済指標は堅調な経済を裏付けるものと捉えられたようだ。
一方、マイクロンの大幅高にもかかわらず、ナスダックは上値の重い動き。スーパー・マイクロ<SMCI>が大幅安となっていることも指数を重くしているようだ。米司法省が同社を調査していると伝わっている。空売りで知られるヒンデンブルグの批判的なレポートを受けて、米司法省の調査を受けたという。調査は初期段階にあり、サンフランシスコの連邦検事局の検察官が同社の会計違反を内部告発した元従業員に情報の提供を求めた。この元従業員は4月に同社とCEOを相手取り、内部告発者訴訟を起こしている。
例年9月は最悪の月と言われているが、いまのところ今年の9月は上げて終わりそうな雰囲気となっている。しかし、11月初めの米大統領選を控えて慎重な見方も少なくない。
「今後1カ月間の株式市場の動きはコイントスと同じようなものだ。それがまさに今起こっていることだと思いう。なぜなら、いくつかのポジション調整が行われたうえに、われわれはいま、選挙までの40日について考えているからだ」との声が出ている。「多くの投資家は、選挙の日までは資本を投入したくないと考えている。どちらが勝かは関係ない。ただ、そのイベントを終わらせたいだけだ」とも述べていた。
本日は航空株の上げが目立っている。サウスウエスト航空<LUV>が25億ドルの自社株買い計画や主要な政策変更の詳細を発表したことが材料視されている。7-9月期(第3四半期)の売上高見通しも上方修正した。同社はアクティビスト(物言う株主)のエリオットからの圧力にさらされているが、自社の努力が功を奏していることを株主に納得させたい意向。
ITサービスのアクセンチュア<ACN>が決算を受け上昇。第1四半期の売上高見通しが予想を上回った点が好感されている。
オーディオ製品のソノス<SONO>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に2段階引き下げ、目標株価も11ドルに設定した。同社のアプリのデザイン変更が売上高と損益に好影響を与えることはないと述べている。
食品ケータリングのアラマーク<ARMK>が上昇。フランスの同業ソデクソが同社の買収を検討していると伝わった。
サウスウエスト航空<LUV> 29.88(+1.49 +5.25%)
アメリカン航空<AAL> 11.73(+0.73 +6.59%)
デルタ航空<DAL> 51.54(+2.79 +5.72%)
ユナイテッド航空<UAL> 58.70(+4.59 +8.49%)
マイクロン<MU> 109.22(+13.45 +14.04%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 392.19(-65.96 -14.40%)
アクセンチュア<ACN> 353.17(+16.12 +4.78%)
ソノス<SONO> 12.00(-0.60 -4.73%)
アップル<AAPL> 227.42(+1.05 +0.46%)
マイクロソフト<MSFT> 429.82(-2.29 -0.53%)
アマゾン<AMZN> 190.81(-1.72 -0.89%)
アルファベットC<GOOG> 163.69(+0.70 +0.43%)
テスラ<TSLA> 253.38(-3.64 -1.42%)
メタ<META> 564.03(-4.28 -0.75%)
AMD<AMD> 165.53(+3.51 +2.17%)
エヌビディア<NVDA> 122.76(-0.75 -0.61%)
イーライリリー<LLY> 907.84(-16.72 -1.81%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美