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話題株ピックアップ【夕刊】(3):サンバイオ、児玉化、イクヨ

■プレイド <4165>  968円  +19 円 (+2.0%)  本日終値
 プレイド<4165>が続伸。同社はきょう、自社提供するCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」シリーズのプロダクトが、丸井グループ<8252>に導入されたことを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。KARTEシリーズのプロダクトは、小売事業を担う丸井の「マルイショッピングアプリ」「マルイウェブチャネル」、及びフィンテック事業を担うエポスカードの「エポスアプリ」「エポスNet」に導入され、丸井Gの顧客コミュニケーション基盤として採用されたとしている。

■サンバイオ <4592>  1,182円  -180 円 (-13.2%)  本日終値
 サンバイオ<4592>が急反落。同社は25日の取引終了後、同日に開催された厚生労働省の第4回薬事審議会の内容について開示した。再生医療等製品・生物由来技術部会において承認可とされ、7月31日に条件付き・期限付きの承認を得た「アクーゴ脳内移植用注」に関する部会の審議結果の報告があり、その内容について特別な協議は行われなかったとしている。出荷開始に向けた方向性に変化はないとの見方から、株式市場では想定内との受け止めが優勢となっているものの、審議会において新たなポジティブな材料が出るとの期待感から前日に株価は急騰していたとあって、いったん利益を確定する目的の売りが優勢となっている。「アクーゴ脳内移植用注」は、脳内の損傷した神経組織に移植した際、同細胞が持つ再生能力を促し、同細胞の増殖・分化を促進する効果が期待されている。

■児玉化学工業 <4222>  337円  +80 円 (+31.1%) ストップ高   本日終値
 児玉化学工業<4222>がストップ高。同社は25日の取引終了後、メプロホールディングス(東京都千代田区)の株式を取得し、子会社化することに関して基本合意書を締結すると発表した。メプロHDの傘下企業には、ホンダ<7267>の主要サプライヤーでエンジン部品などを製造する柳河精機(三重県亀山市)がある。事業領域の拡大と今後の成長を期待した買いが入ったようだ。メプロHDは投資ファンドのエンデバー・ユナイテッド(東京都千代田区)が保有する持ち株会社で、焼結機械部品のダイヤメット(新潟市東区)も傘下に持つ。エンデバー・ユナイテッドは児玉化のスポンサーでもあり、児玉化は企業規模の拡大とポートフォリオの強化による経営の安定化などが可能となると判断した。

■イクヨ <7273>  2,338円  +400 円 (+20.6%) ストップ高   本日終値
 イクヨ<7273>が急騰。同社は25日の取引終了後、ドイツに本社を置き自動車部品の製造販売を手掛けるVeritasの中国法人の株式を取得し子会社化すると発表。今後の収益貢献を見込んだ買いが入ったようだ。中国・昆山を拠点に自動車部品を製造するKunshan Veritas Automotive Systemの株式の51%分を来年3月31日に取得する予定。残りの49%分については2030年3月31日に取得する方針。イクヨは株式取得後、コスト削減や販路拡大などでグループ内において相乗効果を発揮する構え。自然災害発生時の事業継続計画を見直す企業が増えるなか、日本以外の地域で事業活動が可能になるという点も重要視しているとしている。

■リミックスポイント <3825>  178円  +18 円 (+11.3%)  本日終値
 リミックスポイント<3825>は後場動意。この日正午ごろ、余剰資金の一部を暗号資産の投資・保有に充てると発表した。投資総額は15億円。ビットコインに12億円、イーサリアムとソラナ、アバランチにそれぞれ1億円ずつ投資する。市場の状況を踏まえながら年内の購入完了をメドに分割で購入していくという。この発表が材料視されたようだ。

■ドリコム <3793>  656円  +59 円 (+9.9%)  本日終値
 ドリコム<3793>が後場に入って急伸。同社はきょう、スマートフォン向けリアルライフ宝探しゲーム「Disney STEP(ディズニー ステップ)」の先行体験がスタートしたことを明らかにしており、改めて期待感が高まるかたちとなっているようだ。このゲームは、ウォルト・ディズニー<DIS>の許諾のもと、同社が開発・配信・運営するタイトル。配信時期は25年春を予定しており、先行体験はきょうから10月7日までとなっている。

■星和電機 <6748>  568円  +45 円 (+8.6%)  本日終値
 星和電機<6748>が大幅高。同社は25日取引終了後、ネクスコ東日本エンジニアリング(東京都荒川区)及び東京理科大学との共同研究で、道路情報板支柱の異常有無を遠隔で自動検知するモニタリングシステムを開発したと発表。これが材料視されたようだ。このシステムは、道路情報板の支柱の揺れ方を常時遠隔監視することにより、倒壊に直結する異常事象を早期に発見することができるモニタリングシステム。遠隔監視による定量評価が可能なため、維持管理業務の省力化や高度化、目視点検評価の属人化解消につながるとしている。また、同日には遠隔から電源をリセットできるWebリセットブレーカーを発売することも明らかにしている。

■アセンテック <3565>  623円  +42 円 (+7.2%)  本日終値
 アセンテック<3565>が上値指向鮮明、600円台に歩を進めている。同社は仮想デスクトップ関連のソリューションサービスや製品を手掛けており、近年の生成AI市場の急拡大が収益機会を高めている。そうしたなか、25日取引終了後に、仮想デスクトップソフトウェアなどを提供する米Cloud Software Groupと資本・業務提携することを発表した。Cloud社を割当先とする70万株の第三者割当増資(発行価格は551円)を実施する。今回の提携に伴う業容拡大効果に期待した買いを呼び込んだ。

■ウィルグループ <6089>  1,006円  +67 円 (+7.1%)  本日終値
 ウィルグループ<6089>が続伸、25日移動平均線を足場に4ケタ大台復帰。コールセンターや工場派遣、介護分野などカテゴリーに特化した人材サービスを展開する。販管費抑制や価格交渉による利益率改善が顕著で、足もとの営業利益は会社側の想定を上回って推移しており、25年3月期上期(24年4~9月)は従来計画の5億3000万円から7億8000万円(前年同期比61%減)に大きく増額した。これが足もとの株価を刺激する格好となった。

■ノイル <4893>  191円  +12 円 (+6.7%)  本日終値
 ノイルイミューン・バイオテック<4893>が反発。25日取引終了後、タカラバイオ<4974>との間で自社パイプライン「NIB103」の共同開発に関する業務提携契約を締結したと発表した。この提携により、国内でのNIB103の製造体制を確立すると同時に、今後の開発の更なる効率化と加速化を進めていくという。

●ストップ高銘柄
 グランディーズ <3261>  884円  +150 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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