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東京株式(前引け)=急反発、円安好感し900円超の上昇みせる

 26日前引けの日経平均株価は前営業日比942円68銭高の3万8812円94銭と急反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億5742万株、売買代金概算は2兆2011億円。値上がり銘柄数は1457、対して値下がり銘柄数は158、変わらずは30銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方からリスク選好の地合いとなり、買い一巡後はいったん伸び悩む場面もあったが、その後は先物主導で一気に買い戻しが加速した。日経平均は900円を超える上昇で3万8800円台まで上値を伸ばし、前場の取引を終えている。前日の欧米株市場は冴えない値動きとなったが、外国為替市場で急速に円安が進んだことが東京市場でハイテクセクターを中心に投資資金が流入する背景となった。特に米マイクロン・テクノロジー<MU>が好決算発表を受け時間外取引で急騰したことから、この流れを受けて東京市場でも出遅れが目立つ半導体関連株の人気が際立っている。

 個別では東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>などが商いを膨らませ大きく上昇したほか、アドバンテスト<6857>も大幅高。KOKUSAI ELECTRIC<6525>、TOWA<6315>が急騰するなど半導体製造装置関連株への買いが加速している。このほか三菱重工業<7011>が物色人気となり、日立製作所<6501>も上昇。ファーストリテイリング<9983>も高い。半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>は目先筋の利食いにやや押される展開。メルカリ<4385>も冴えない。ゴルフダイジェスト・オンライン<3319>が大幅安、GENOVA<9341>も大きく水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

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