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外為サマリー:一時144円40銭台に伸び悩む、日銀会合議事要旨への反応限定的

 26日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=144円50銭前後と前日の午後5時時点に比べて60銭程度のドル高・円安となっている。

 25日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円75銭前後と前日に比べて1円50銭強のドル高・円安で取引を終えた。米景気のソフトランディング(軟着陸)期待を背景に米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大が意識されるなか一時144円84銭まで上伸した。

 ただ、3週間ぶりのドル高・円安水準をつけたことで、この日の東京市場ではドル買いの勢いがやや後退。時間外取引で米長期金利の上昇が一服していることも影響し、午前9時50分ごろには144円44銭まで伸び悩んだ。なお、日銀が朝方発表した7月30~31日開催分の金融政策決定会合議事要旨では、「前向きな企業行動の持続性が確認されていけば、その都度、金融緩和の一段の調整を進めていくことが必要である」との意見などが出ていたが、今のところ相場への影響はみられていない。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1137ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0055ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=160円92銭前後と同10銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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