今日の為替市場ポイント:米国金利の上昇を受けてドルは底堅い動きとなる可能性
25日のドル・円は、東京市場では142円91銭から143円91銭まで上昇。欧米市場では143円86銭まで売られた後、144円84銭まで上昇し、144円79銭で取引終了。本日26日のドル・円は主に144円台で推移か。米長期金利の上昇を受けてドルは底堅い動きとなる可能性がある。
報道によると、経済協力開発機構(OECD)は9月25日、2024年の世界経済成長予測を3.1%から3.2%に上方修正した。2025年の成長見通しは3.2%で据え置いた。米国の経済成長率は2024年の2.6%から2025年は1.6%に減速する見通し。中国の経済成長率は2024の4.9%から2025年には4.5%に減速。なお、OECDは米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を2025年末までに3.5%に引き下げると予想しており、欧州中央銀行(ECB)は3.50%から2.25%に引き下げると予想している。米国経済の減速は織り込み済みだが、2025年は共和党への政権交代の可能性があるため、政策金利の見通しについては予断を許さない状況となりそうだ。
《CS》
提供:フィスコ