日経平均は538円高、寄り後は底堅く推移
日経平均は538円高(9時10分現在)。今日の東京市場は買いが先行した。東京市場が3連休中の米株式市場でダウ平均が2営業日合計で0.24%上昇、ナスダック総合指数が同じく通算で0.22%下落と、総じて小動きで高安まちまちとなり、手掛かり材料となりにくかった。こうした中、先週末20日取引終了後に行われた植田和男日銀総裁による記者会見を受け、外為市場でやや円安・ドル高方向への動きとなったことが東京市場の安心感となった。また、先週末の日経平均が37400円台に位置する25日移動平均線や37600円台の200日線を上回ったことから、株価は上昇相場に入ったとの見方もあった。さらに、昨日、民主党の新代表が決定し、今週末には自民党の新総裁が決まることから、政策への関心が高まり、株価支援要因となると期待する向きもあった。一方、日経平均は先週末までの3日続伸で1500円を超す上げとなったことから、目先的な利益確定売りが出やすかった。また、中東地域の地政学リスクの高まりが意識され、投資家心理をやや委縮させたが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は底堅く推移している。
《SK》
提供:フィスコ