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ダウ先物は小幅高 FRBの利下げが株価支援との期待=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:51)(日本時間21:51)
ダウ先物 42472(+29.00 +0.07%)
S&P500 5770.75(+8.75 +0.15%)
ナスダック100先物 20074.75(+46.50 +0.23%)

 米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小幅高で推移している。先週のFOMCの大幅利下げを経て米株式市場では、FRBの利下げがソフトランディングを実現し株価を支援するとの期待が高まっている。ダウ平均は4万2千ドル台に上昇し、終値ベースでの最高値を更新している。S&P500も最高値圏を記録。

 ストラテジストからは「先週の大幅利下げは労働市場の過度な弱体化に対する保険が必要になった場合、FRBが迅速に行動する用意があることを示すシグナルだと見ている」といったコメントも聞かれる。「現実には、0.25%でも0.50%ポイントでも、短期的な経済軌道を大きく変えることはなく、現時点ではシグナルが重要だ」とも述べている。

 市場では年内の追加利下げへの期待が高まっており、年内はあと計0.50%の利下げを見込んでいる。11月と12月のFOMCで0.25%ずつか、それともどこかでもう1度大幅利下げの可能性も留意しているようだ。

 ただ、取引開始前にカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わり「今後は小幅なステップ見込む」と述べていたほか、ボスティック・アトランタ連銀総裁は「0.50%ポイントの利下げは今後の動きを固定するものでない」と述べていた。

 通信機器のシエナ<CIEN>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「売り」から「買い」に2段階引き上げ、目標株価を68ドルに設定した。

 インテル<INTC>が時間外で上昇。投資会社アポロ・グローバル<APO>が同社に対し、数十億ドル規模の投資を提案したと伝わった。そのほか、クアルコム<QCOM>が同社に友好的な買収を提案したとも伝わっている。

 デジタル画像検索収集サイトのピンタレスト<PINS>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」でカバレッジを開始し、目標株価を43ドルに設定した。

 衛星通信ソリューションのエコースター<SATS>が時間外で上昇。米連邦通信委員会(FCC)が同社の5Gネットワーク構築の枠組みを認めたと発表した。

(NY時間09:01)(日本時間22:01)時間外
インテル<INTC> 22.18(+0.34 +1.56%)
ピンタレスト<PINS> 31.30(+0.92 +3.03%)
エコスター<SATS> 27.20(+1.16 +4.45%)
シエナ<CIEN> 60.90(+2.17 +3.70%)

アップル<AAPL> 227.00(-1.20 -0.53%)
マイクロソフト<MSFT> 433.58(-1.69 -0.39%)
アマゾン<AMZN> 192.33(+0.73 +0.38%)
アルファベット<GOOG> 165.51(+0.87 +0.53%)
テスラ<TSLA> 243.05(+4.80 +2.01%)
メタ<META> 569.41(+8.06 +1.44%)
エヌビディア<NVDA> 116.30(+0.30 +0.26%)
AMD<AMD> 156.77(+0.82 +0.53%)
イーライリリー<LLY> 924.00(+2.51 +0.27%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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