キューブ Research Memo(2):多様な販売チャネルでグローバル展開を推進中
■会社概要
1. 会社概要
キューブ<7112>は、富裕層に特化したラグジュアリーゴルフウェアの販売を主力事業としている。自社でデザイン・企画した商品を外部へ製造委託するファブレス型の事業モデルで、主力ブランドである「MARK&LONA」は日本及び韓国で深く浸透しており、ラグジュアリーゴルフウェア市場のトップランナーと言える。販売チャネルは、国内リテール(テナントインの実店舗での販売)、国内及び海外向けEC、韓国・海外(米国及び台湾等)・国内向けの卸がある。
2. 沿革
同社は、現 代表取締役社長CEOの松村智明(まつむらともあき)氏が1994年10月に湘南エリアにアクションリテイルSPINYを開業し、同年12月に(有)キューブコーポレーションを設立したのが始まりである。その後、ブランドコンサルタント、輸入代理店業務、オリジナルブランドを展開し、2004年に(株)キューブに商号変更した。さらに自社ブランドの開発、卸売を本格的に展開し、自社ブランドとして2006年に「HORN GARMENT(ホーンガーメント)」を、2008年には「MARK&LONA」をローンチした。
その後は「MARK&LONA」ブランドを軸に事業を展開し、表参道ヒルズ、六本木ヒルズ、GINZA SIX、阪急うめだ本店、福岡岩田屋、松坂屋名古屋などで店舗展開する一方で、2013年には「MARK&LONAオフィシャルECストア」を開店、2020年にはグローバルオンラインストアとして「MARK&LONA World Market」を開店した。海外については、2014年に韓国AIOLI CO., LTD.(現 JC FAMILY CO., LTD.)と「MARK&LONA」韓国独占販売及び使用許諾契約締結により海外卸事業を開始し、2022年3月にはイタリア及び米国などでも卸事業を開始している。
株式については、2022年10月に東京証券取引所グロース市場に上場した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《HN》
提供:フィスコ