サスメド Research Memo(8):2025年6月期は研究開発費増加で損失拡大も大幅増収予想
■サスメド<4263>の今後の見通し
● 2025年6月期業績(非連結)見通しの概要
2025年6月期の業績(非連結)は、事業収益が前期比39.9%増の479百万円、営業損失が583百万円(2024年6月期は364百万円の損失)、経常損失が583百万円(同357百万円の損失)、当期純損失が589百万円(同357百万円の損失)と見込んでいる。パイプライン開発進捗に伴う研究開発費の増加(前期比68.3%増の409百万円の計画)や事業拡大に向けた採用増に伴う人件費の増加などにより営業損失拡大を見込む。ただし売上面は、DTxプロダクト事業の契約一時金やマイルストン収入(あすか製薬から受領済みの契約一時金200百万円など)の計上、DTxプラットフォーム事業の安定的な売上拡大(契約案件数は2社増加の15社の計画)により大幅増収の見込みだ。
重点施策として、DTxプロダクト事業では不眠障害治療用アプリ「サスメド Med CBT-i(R)」の保険収載、パイプラインの開発進捗(「SMD402」の検証的試験の開始、「SMD403」の探索的試験の準備開始、「SMD105」の探索的試験の開始、「SMD106」の特定臨床研究の開始、「SMD107」の臨床研究の開始など)を推進する。DTxプラットフォーム事業では臨床試験システム「SUSMED SourceDataSync」の複数試験での稼働、静脈疾患レジストリシステムの稼働などを推進する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《HN》
提供:フィスコ