話題株ピックアップ【夕刊】(2):扶桑化学、三井倉HD、JEH
■扶桑化学工業 <4368> 3,700円 +50 円 (+1.4%) 本日終値
扶桑化学工業<4368>が3日ぶりに反発。17日の取引終了後、25年3月期の配当予想を中間・期末各33円の年66円から中間・期末各35円の年70円(前期66円)へ引き上げると発表したことが好感された。
■三井倉HD <9302> 6,020円 +30 円 (+0.5%) 本日終値
三井倉庫ホールディングス<9302>が目先筋の利益確定売りを吸収し続伸、連日の年初来高値更新となったほか、三菱倉庫<9301>や住友倉庫<9303>など倉庫株が軒並み上値指向を強めている。足もと外国為替市場では足もと1ドル=141円台後半の推移と、ひと頃の140円台を割り込むような急速なドル売り・円買いの動きは一服しているとはいえ、引き続き円高警戒感がくすぶっている。そのなか、円高デメリットを被らない内需株であるとともに、PBRや配当利回りなど割安水準に放置されたバリュー株としての側面から倉庫セクターに資金が向かっているもようだ。株式需給面では品薄で商いに盛り上がりを欠くが、それだけに過熱感が意識されにくく、三井倉HDはバブル期の1990年以来の高値圏を走り、三菱倉庫<9301>も今年6月11日に上場来高値を更新するなど、異色の強調展開にある。
■弘電社 <1948> 1,435円 +176 円 (+14.0%) 本日終値
弘電社<1948>が大幅反発し、実質年初来高値を約半年ぶりに更新した。17日取引終了後、25年3月期通期連結業績予想について、売上高を380億円から386億円(前期比10.7%増)へ、営業利益を12億円から17億4000万円(同50.5%増)へ、最終利益を9億1000万円から13億9000万円(同54.6%増)へ上方修正し、あわせて未定としていた配当予想を中間・期末各33円の年66円としたことが好感された。同社は三菱電機<6503>系の電気設備工事会社。民間企業をはじめとした高水準な設備投資・建設投資が継続しており、受注が好調に推移していることが牽引する。また、電気設備工事事業における原価低減活動の推進などによる粗利率の改善や中国子会社における不動産売却に伴う特別利益の発生なども寄与する。配当予想については、従来年1回の期末配当を実施していたが株主への利益還元の機会を充実させることを目的に今期は中間・期末の年2回実施することとした。4月1日付で行った株式分割を考慮すると前期比実質増配となる。
■ビズメイツ <9345> 1,691円 +181 円 (+12.0%) 本日終値
ビズメイツ<9345>は急騰。17日の取引終了後、24年12月期に初配当30円を期末配当で実施する方針を発表。これを好感した買いが集まったようだ。事業が順調に成長していることや、経営基盤が安定化したことを踏まえ、成長投資を実行しながら株主への利益還元の開始が可能となったと判断した。来期以降については、配当性向20~30%程度を目安に、当面は年1回、期末配当を実施することを基本方針とした。
■LeTech <3497> 1,206円 +128 円 (+11.9%) 本日終値
LeTech<3497>が4連騰。同社は中古物件改修などを軸とした投資用マンション販売をはじめ不動産流動化ビジネスを大阪中心に展開している。足もとの業績は好調に推移しており、17日取引終了後に発表した25年7月期の業績予想は営業利益段階で前期比24%増の18億9600万円と大幅な伸びを見込んでいる。なお、経常利益は同10%増の12億2100万円予想でこちらは6期ぶりの過去最高更新となる見通し。好業績を背景に株主還元も強化し、前期配当は従来計画に14円増額の55円とし、今期はそこから更に11円の大幅増配となる66円を計画している。配当利回りは前日終値換算で6%を超える水準となり、ポジティブサプライズとなった。
■ダイセキS <1712> 1,103円 +98 円 (+9.8%) 本日終値
ダイセキ環境ソリューション<1712>は大幅反発。静岡県が17日、JR東海<9022>に対してリニア中央新幹線の静岡工区のトンネル工事へ向けたボーリング調査について、了解の文書を発出したと発表。これを受けて土壌調査を行い、名古屋を地盤とする同社に思惑的な買いが向かったようだ。
■TOKYO BASE <3415> 248円 +20 円 (+8.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
TOKYO BASE<3415>が急動意。同社はアパレル分野で国内ブランドに特化した商品を販売しており、ファッション性の高い若年層をターゲットとしたセレクトショップ「STUDIOUS」や、ファッションブランド商品を取り扱う「UNITED TOKYO」などを展開している。訪日外国人の急増を背景にインバウンド特需の追い風を享受している。足もとの業績については、売上高は伸び悩んでいるものの、中国不採算店舗の閉店などに伴い経営体質が改善している。17日取引終了後に発表した25年1月期上期(24年2~7月)決算は営業利益が前年同期比66%増の5億2300万円と大幅な伸びを達成、これを好感する格好で投資資金を呼び込んだ。
■免疫生物研究所 <4570> 458円 +32 円 (+7.5%) 一時ストップ高 本日終値
免疫生物研究所<4570>がストップ高。シスメックス<6869>が17日、アルツハイマー病治療薬である抗アミロイドβ抗体薬の副作用リスクを予測するための検査試薬について、日本における製造販売承認の申請を実施したと発表した。免疫生物研は2022年6月、検体分野向け試薬の原材料開発に関してシスメックスとの業務提携契約の締結について発表した経緯がある。今回のシスメックスの製造販売承認申請を受け、免疫生物研の事業への好影響に対する思惑が広がる形となり、買いを誘う格好となったようだ。
■ティアンドエスグループ <4055> 1,755円 +87 円 (+5.2%) 本日終値
ティアンドエスグループ<4055>は大幅続伸。17日の取引終了後、24年9月期の期末一括配当予想を7円から8円へ増額修正したことが好感された。6月1日付で持ち株会社体制に移行したことを記念して、普通配当7円に加えて1円の記念配当を実施する。なお、前期は6円55銭だった。
株探ニュース
扶桑化学工業<4368>が3日ぶりに反発。17日の取引終了後、25年3月期の配当予想を中間・期末各33円の年66円から中間・期末各35円の年70円(前期66円)へ引き上げると発表したことが好感された。
■三井倉HD <9302> 6,020円 +30 円 (+0.5%) 本日終値
三井倉庫ホールディングス<9302>が目先筋の利益確定売りを吸収し続伸、連日の年初来高値更新となったほか、三菱倉庫<9301>や住友倉庫<9303>など倉庫株が軒並み上値指向を強めている。足もと外国為替市場では足もと1ドル=141円台後半の推移と、ひと頃の140円台を割り込むような急速なドル売り・円買いの動きは一服しているとはいえ、引き続き円高警戒感がくすぶっている。そのなか、円高デメリットを被らない内需株であるとともに、PBRや配当利回りなど割安水準に放置されたバリュー株としての側面から倉庫セクターに資金が向かっているもようだ。株式需給面では品薄で商いに盛り上がりを欠くが、それだけに過熱感が意識されにくく、三井倉HDはバブル期の1990年以来の高値圏を走り、三菱倉庫<9301>も今年6月11日に上場来高値を更新するなど、異色の強調展開にある。
■弘電社 <1948> 1,435円 +176 円 (+14.0%) 本日終値
弘電社<1948>が大幅反発し、実質年初来高値を約半年ぶりに更新した。17日取引終了後、25年3月期通期連結業績予想について、売上高を380億円から386億円(前期比10.7%増)へ、営業利益を12億円から17億4000万円(同50.5%増)へ、最終利益を9億1000万円から13億9000万円(同54.6%増)へ上方修正し、あわせて未定としていた配当予想を中間・期末各33円の年66円としたことが好感された。同社は三菱電機<6503>系の電気設備工事会社。民間企業をはじめとした高水準な設備投資・建設投資が継続しており、受注が好調に推移していることが牽引する。また、電気設備工事事業における原価低減活動の推進などによる粗利率の改善や中国子会社における不動産売却に伴う特別利益の発生なども寄与する。配当予想については、従来年1回の期末配当を実施していたが株主への利益還元の機会を充実させることを目的に今期は中間・期末の年2回実施することとした。4月1日付で行った株式分割を考慮すると前期比実質増配となる。
■ビズメイツ <9345> 1,691円 +181 円 (+12.0%) 本日終値
ビズメイツ<9345>は急騰。17日の取引終了後、24年12月期に初配当30円を期末配当で実施する方針を発表。これを好感した買いが集まったようだ。事業が順調に成長していることや、経営基盤が安定化したことを踏まえ、成長投資を実行しながら株主への利益還元の開始が可能となったと判断した。来期以降については、配当性向20~30%程度を目安に、当面は年1回、期末配当を実施することを基本方針とした。
■LeTech <3497> 1,206円 +128 円 (+11.9%) 本日終値
LeTech<3497>が4連騰。同社は中古物件改修などを軸とした投資用マンション販売をはじめ不動産流動化ビジネスを大阪中心に展開している。足もとの業績は好調に推移しており、17日取引終了後に発表した25年7月期の業績予想は営業利益段階で前期比24%増の18億9600万円と大幅な伸びを見込んでいる。なお、経常利益は同10%増の12億2100万円予想でこちらは6期ぶりの過去最高更新となる見通し。好業績を背景に株主還元も強化し、前期配当は従来計画に14円増額の55円とし、今期はそこから更に11円の大幅増配となる66円を計画している。配当利回りは前日終値換算で6%を超える水準となり、ポジティブサプライズとなった。
■ダイセキS <1712> 1,103円 +98 円 (+9.8%) 本日終値
ダイセキ環境ソリューション<1712>は大幅反発。静岡県が17日、JR東海<9022>に対してリニア中央新幹線の静岡工区のトンネル工事へ向けたボーリング調査について、了解の文書を発出したと発表。これを受けて土壌調査を行い、名古屋を地盤とする同社に思惑的な買いが向かったようだ。
■TOKYO BASE <3415> 248円 +20 円 (+8.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
TOKYO BASE<3415>が急動意。同社はアパレル分野で国内ブランドに特化した商品を販売しており、ファッション性の高い若年層をターゲットとしたセレクトショップ「STUDIOUS」や、ファッションブランド商品を取り扱う「UNITED TOKYO」などを展開している。訪日外国人の急増を背景にインバウンド特需の追い風を享受している。足もとの業績については、売上高は伸び悩んでいるものの、中国不採算店舗の閉店などに伴い経営体質が改善している。17日取引終了後に発表した25年1月期上期(24年2~7月)決算は営業利益が前年同期比66%増の5億2300万円と大幅な伸びを達成、これを好感する格好で投資資金を呼び込んだ。
■免疫生物研究所 <4570> 458円 +32 円 (+7.5%) 一時ストップ高 本日終値
免疫生物研究所<4570>がストップ高。シスメックス<6869>が17日、アルツハイマー病治療薬である抗アミロイドβ抗体薬の副作用リスクを予測するための検査試薬について、日本における製造販売承認の申請を実施したと発表した。免疫生物研は2022年6月、検体分野向け試薬の原材料開発に関してシスメックスとの業務提携契約の締結について発表した経緯がある。今回のシスメックスの製造販売承認申請を受け、免疫生物研の事業への好影響に対する思惑が広がる形となり、買いを誘う格好となったようだ。
■ティアンドエスグループ <4055> 1,755円 +87 円 (+5.2%) 本日終値
ティアンドエスグループ<4055>は大幅続伸。17日の取引終了後、24年9月期の期末一括配当予想を7円から8円へ増額修正したことが好感された。6月1日付で持ち株会社体制に移行したことを記念して、普通配当7円に加えて1円の記念配当を実施する。なお、前期は6円55銭だった。
株探ニュース