新興市場銘柄ダイジェスト:クラシコムは大幅反落、モルフォがストップ高
<7110> クラシコム 1179 -152
大幅反落。13日の取引終了後に24年7月期の連結業績を発表した。あわせて25年7月期の業績予想を開示し、年間配当予想を前期比3円増配の20円とする方針も示したが、最終利益が前期比42.7%減の4.50億円としたため、減益見通しを嫌気した売りがでているようだ。「北欧、暮らしの道具店」セグメントは、24年7月期も売上高が10%を超える成長を達成したが、マス広告など新たなマーケティングに投資がかさむ見通し。
<4169> エネチェンジ 256 -29
大幅続落。13日の取引終了後に、25年3月期第2四半期の業績を発表し、売りが優勢となっている。売上高は27.21億円と前年同期比33.0%の増収だったが、最終損益は17.84億円の赤字(前年同期12.14億円の赤字)と最終赤字拡大を嫌気している模様だ。エネルギープラットフォーム事業は堅調だったが、EV充電分野におけるシェア向上に向けた積極的な投資がかさんだ。
<9556> INTLOOP 4080 +700
ストップ高。13日の取引終了後に24年7月期の業績を発表し、買いが流入している。売上高270億円を達成するとともに、今期の売上高は前期比27.6%増の345.50億円、最終利益は同34.3%増の12.00億円を計画し、前期に続き過去最高益を見込むとしている。また、30年7月期までに売上高1000億円・営業利益150億円を目標とする中期経営計画も発表し、好感されているようだ。
<3653> モルフォ 2002 +400
ストップ高。ソニーセミコンダクタソリューションズと資本業務提携を行うこと、及び第三者割当による新株式の発行によりSSSに割り当てることを発表し、好材料視されている。払込期日は9月30日、発行新株数は9万4500株、発行価額は1株につき1587円、調達資金の額は約1.5億円で、AIを用いた新たな画像認識技術や画質改善技術についての研究開発に関する投資を行い、新たな人材の採用を目指して採用費等に投資していくとしている。併せて、今期業績の上方修正を発表している。
<3987> エコモット 456 0
朝高後、値を消す。13日の取引終了後に自社株買いを実施することを発表している。取得する株式の総数は16万株(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合3.0%)又は株式の取得価額の総額1億円を上限とする。取得期間は24年11月28日~12月3日。目的は今後の株主還元の充実と資本政策の機動性を高めることに加え、将来的な役職員向けインセンティブへの活用としている。
<3070> ジェリビンズ 118 +7
大幅反発。子会社JB BLOCKとメタバースや ai を中心にした開発企業であるVma plusが業務提携について基本合意したことを発表し、好材料視されている。Vma plusの持つメタバースプラットフォーム「Vma plus Station」を活用し、JB BLOCKオリジナルメタバースプラットフォームである「meta jb stadium」を共同開発する。この「meta jb stadium」のプラットフォームをスポーツやエンターテイメントの分野での活用を推進していく。
《ST》
提供:フィスコ