話題株ピックアップ【夕刊】(3):アルチザ、PBシステム、SYSHD
■アルチザネットワークス <6778> 594円 +64 円 (+12.1%) 本日終値
アルチザネットワークス<6778>に物色人気集中。基地局メーカー向けを中心に通信計測器の製造販売を手掛けるが、5Gサービスの拡大や機能性向上に向けた研究開発及び設備投資関連の需要を取り込んでいる。同社が12日取引終了後に発表した25年7月期の業績予想は、売上高が前期比10%増の31億1000万円、営業利益は同8.3倍の2億6600万円と急回復を見込んでおり、これを好感する買いを呼びこむ形となった。年間配当は前期と並びの20円を計画、配当利回りに換算して3.8%弱(前日終値換算)と高いことも評価材料となっている。
■ピー・ビーシステムズ <4447> 594円 +60 円 (+11.2%) 本日終値
ピー・ビーシステムズ<4447>が急伸。12日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を30万株(発行済み株数の4.70%)、または1億8000万円としており、取得期間は9月13日から12月24日まで。資本効率の向上を通じた株主への利益還元及び経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を図ることが目的としている。
■SYSホールディングス <3988> 533円 +48 円 (+9.9%) 一時ストップ高 本日終値
SYSホールディングス<3988>が後場急伸。午前11時30分ごろに発表した25年7月期連結業績予想で、売上高140億円(前期比12.9%増)、営業利益8億円(同16.8%増)と2ケタ増収増益を見込み、年間配当7円と実質増配を予想することが好感された。車載ECU(電子制御ユニット)関連顧客の受注が堅調なことに加えて、電力関連顧客からの受注増加を見込む。人件費の増加や連結子会社の増加、東京事業所の移転関連費用の計上や地代家賃の増加などで販管費も増加するが、売上高の増加で吸収する。なお、24年7月期決算は、売上高123億9700万円(前の期比17.9%増)、営業利益6億8400万円(同31.6%増)だった。
■トヨクモ <4058> 2,199円 +151 円 (+7.4%) 本日終値
トヨクモ<4058>は大幅続伸し、年初来高値を更新した。13日午前11時半、8月度の月次売上速報を開示した。単体・速報ベースで売上高は前年同月比27.9%増の2億6500万円と大幅な増収基調を継続し、評価されたようだ。1月からの累計では前年同期比26.4%増の19億6300万円となった。
■ウェルディッシュ <2901> 387円 +26 円 (+7.2%) 本日終値
ウェルディッシュ<2901>が大幅続伸。12日の取引終了後、学校や病院、企業の食堂などの管理・運営を行うLEOC(東京都千代田区)が提供するミールパック食品であるReady-made食品の販売に関して、協業パートナーシップ基本契約を締結したと発表しており、好材料視された。今回の協業は、福祉介護関連事業を強化するのが狙い。自社オリジナル食品とともに、栄養バランスとバリュエーションに優れたReady-made食品を医療・介護施設などに提供することによって、取扱商品のラインアップ拡大を図る。なお、同件が業績に与える影響は現時点ではないとしている。
■アートネイチャー <7823> 844円 +54 円 (+6.8%) 本日終値
アートネイチャー<7823>が大幅高。12日の取引終了後に発表した8月度の単体売上高(速報)が前年同月比4.0%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。なかでも男性向けオーダーメイドウィッグや増毛、ヘアケア商品などが伸長した。
■精工技研 <6834> 2,946円 +95 円 (+3.3%) 本日終値
精工技研<6834>が上値指向を明示、全体軟調地合いの間隙を縫って続伸し3000円大台復帰を視界に入れている。同社は光学分野の高度な技術力と精密加工や精密成形分野で培った実績を生かし、光通信用デバイスでニッチ性の高いハイクオリティな商品供給を行っている。生成AI市場の拡大を背景に世界的にデータセンターの建設が加速しているが、その際に膨大な電力需要を喚起することで、その対応が喫緊の課題として浮上している。そして、その課題解決に向けた省電力かつ低遅延の通信を実現させる光電融合技術が脚光を浴びている。データセンター増設にはこの技術が重要な役割を担う公算が大きい。同社は光電融合で独自技術を活用し、次世代ネットワークスイッチ装置の大容量化と消費電力の削減で必須とされる光源=ELS用の多芯偏波保持インターコネクトのカスタマイズで実力を開花させている。株式市場でも同社株はデータセンター関連の有力銘柄として頭角を現し始めた。足もとの業績も急回復期に突入、25年3月期営業利益は前期比38%増の14億5000万円と大幅な伸びを見込んでおり、中期的な成長期待も大きい。
■イムラ <3955> 1,147円 +26 円 (+2.3%) 本日終値
イムラ<3955>が続伸。12日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)連結決算で、営業利益が10億2300万円(前年同期比3.2%増)となり、第1四半期の20.2%減益から増益に転じたことが好感された。主力製品の封筒需要は減少しているものの、マイナンバーや給付金関連の官公庁需要や東京都知事選などの選挙関連需要の下支えもあり、売上高は107億300万円(同2.9%減)の減収にとどまった。また、内製化推進による外注加工賃の抑制などに取り組んだことや人件費の低減などを図ったことが利益に貢献した。なお、25年1月期通期業績予想は、売上高210億円(前期比0.6%増)、営業利益14億5000万円(同11.1%増)の従来見通しを据え置いている。
■アールプランナー <2983> 1,239円 +20 円 (+1.6%) 本日終値
アールプランナー<2983>が大幅高。愛知を地盤とする不動産会社で、注文住宅及び分譲住宅の販売を手掛けている。首都圏にも積極展開し全体収益の伸びに反映させている。同社が12日取引終了後に発表した25年1月期上期(24年2~7月)決算は営業利益段階で前年同期比4.5倍となる11億2500万円と大幅な伸びを達成しており、これを好感する形で投資資金が流入した。依然としてPER6倍台と割安感が強いほか、今期年間配当は30円と前期実績比で倍増させる計画にあることもポイントで、インカムゲインを狙った根強い買いを引き寄せている。
■ジャパンMA <9236> 1,131円 -400 円 (-26.1%) ストップ安 本日終値
ジャパンM&Aソリューション<9236>が急反落。12日の取引終了後、24年10月期の連結業績予想について、売上高を9億1300万円から6億5200万円(前期比13.3%減)へ、営業利益を2億4500万円から1700万円(同90.0%減)へ、最終利益を1億7100万円から1000万円(同91.8%減)へ下方修正したことが嫌気された。今期は、計画ではM&A成約組数を通期で92組と見込んでいたが、第3四半期時点での成約組数は41組にとどまっており、進捗に遅れが生じていることが要因。また、成約組数の進捗を回復するためM&Aアドバイザー人員の採用を進めていることもコスト増につながる。なお、第3四半期累計(23年11月~24年7月)決算は、売上高4億300万円、営業損益1800万円の赤字、最終損益1300万円の赤字だった。なお、前年同期は四半期決算を開示していないため、前年同期との比較はない。
●ストップ高銘柄
雨風太陽 <5616> 1,115円 +150 円 (+15.5%) ストップ高 本日終値
キャンバス <4575> 1,127円 +150 円 (+15.4%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
ギグワークス <2375> 362円 -80 円 (-18.1%) ストップ安 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース
アルチザネットワークス<6778>に物色人気集中。基地局メーカー向けを中心に通信計測器の製造販売を手掛けるが、5Gサービスの拡大や機能性向上に向けた研究開発及び設備投資関連の需要を取り込んでいる。同社が12日取引終了後に発表した25年7月期の業績予想は、売上高が前期比10%増の31億1000万円、営業利益は同8.3倍の2億6600万円と急回復を見込んでおり、これを好感する買いを呼びこむ形となった。年間配当は前期と並びの20円を計画、配当利回りに換算して3.8%弱(前日終値換算)と高いことも評価材料となっている。
■ピー・ビーシステムズ <4447> 594円 +60 円 (+11.2%) 本日終値
ピー・ビーシステムズ<4447>が急伸。12日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を30万株(発行済み株数の4.70%)、または1億8000万円としており、取得期間は9月13日から12月24日まで。資本効率の向上を通じた株主への利益還元及び経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を図ることが目的としている。
■SYSホールディングス <3988> 533円 +48 円 (+9.9%) 一時ストップ高 本日終値
SYSホールディングス<3988>が後場急伸。午前11時30分ごろに発表した25年7月期連結業績予想で、売上高140億円(前期比12.9%増)、営業利益8億円(同16.8%増)と2ケタ増収増益を見込み、年間配当7円と実質増配を予想することが好感された。車載ECU(電子制御ユニット)関連顧客の受注が堅調なことに加えて、電力関連顧客からの受注増加を見込む。人件費の増加や連結子会社の増加、東京事業所の移転関連費用の計上や地代家賃の増加などで販管費も増加するが、売上高の増加で吸収する。なお、24年7月期決算は、売上高123億9700万円(前の期比17.9%増)、営業利益6億8400万円(同31.6%増)だった。
■トヨクモ <4058> 2,199円 +151 円 (+7.4%) 本日終値
トヨクモ<4058>は大幅続伸し、年初来高値を更新した。13日午前11時半、8月度の月次売上速報を開示した。単体・速報ベースで売上高は前年同月比27.9%増の2億6500万円と大幅な増収基調を継続し、評価されたようだ。1月からの累計では前年同期比26.4%増の19億6300万円となった。
■ウェルディッシュ <2901> 387円 +26 円 (+7.2%) 本日終値
ウェルディッシュ<2901>が大幅続伸。12日の取引終了後、学校や病院、企業の食堂などの管理・運営を行うLEOC(東京都千代田区)が提供するミールパック食品であるReady-made食品の販売に関して、協業パートナーシップ基本契約を締結したと発表しており、好材料視された。今回の協業は、福祉介護関連事業を強化するのが狙い。自社オリジナル食品とともに、栄養バランスとバリュエーションに優れたReady-made食品を医療・介護施設などに提供することによって、取扱商品のラインアップ拡大を図る。なお、同件が業績に与える影響は現時点ではないとしている。
■アートネイチャー <7823> 844円 +54 円 (+6.8%) 本日終値
アートネイチャー<7823>が大幅高。12日の取引終了後に発表した8月度の単体売上高(速報)が前年同月比4.0%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。なかでも男性向けオーダーメイドウィッグや増毛、ヘアケア商品などが伸長した。
■精工技研 <6834> 2,946円 +95 円 (+3.3%) 本日終値
精工技研<6834>が上値指向を明示、全体軟調地合いの間隙を縫って続伸し3000円大台復帰を視界に入れている。同社は光学分野の高度な技術力と精密加工や精密成形分野で培った実績を生かし、光通信用デバイスでニッチ性の高いハイクオリティな商品供給を行っている。生成AI市場の拡大を背景に世界的にデータセンターの建設が加速しているが、その際に膨大な電力需要を喚起することで、その対応が喫緊の課題として浮上している。そして、その課題解決に向けた省電力かつ低遅延の通信を実現させる光電融合技術が脚光を浴びている。データセンター増設にはこの技術が重要な役割を担う公算が大きい。同社は光電融合で独自技術を活用し、次世代ネットワークスイッチ装置の大容量化と消費電力の削減で必須とされる光源=ELS用の多芯偏波保持インターコネクトのカスタマイズで実力を開花させている。株式市場でも同社株はデータセンター関連の有力銘柄として頭角を現し始めた。足もとの業績も急回復期に突入、25年3月期営業利益は前期比38%増の14億5000万円と大幅な伸びを見込んでおり、中期的な成長期待も大きい。
■イムラ <3955> 1,147円 +26 円 (+2.3%) 本日終値
イムラ<3955>が続伸。12日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)連結決算で、営業利益が10億2300万円(前年同期比3.2%増)となり、第1四半期の20.2%減益から増益に転じたことが好感された。主力製品の封筒需要は減少しているものの、マイナンバーや給付金関連の官公庁需要や東京都知事選などの選挙関連需要の下支えもあり、売上高は107億300万円(同2.9%減)の減収にとどまった。また、内製化推進による外注加工賃の抑制などに取り組んだことや人件費の低減などを図ったことが利益に貢献した。なお、25年1月期通期業績予想は、売上高210億円(前期比0.6%増)、営業利益14億5000万円(同11.1%増)の従来見通しを据え置いている。
■アールプランナー <2983> 1,239円 +20 円 (+1.6%) 本日終値
アールプランナー<2983>が大幅高。愛知を地盤とする不動産会社で、注文住宅及び分譲住宅の販売を手掛けている。首都圏にも積極展開し全体収益の伸びに反映させている。同社が12日取引終了後に発表した25年1月期上期(24年2~7月)決算は営業利益段階で前年同期比4.5倍となる11億2500万円と大幅な伸びを達成しており、これを好感する形で投資資金が流入した。依然としてPER6倍台と割安感が強いほか、今期年間配当は30円と前期実績比で倍増させる計画にあることもポイントで、インカムゲインを狙った根強い買いを引き寄せている。
■ジャパンMA <9236> 1,131円 -400 円 (-26.1%) ストップ安 本日終値
ジャパンM&Aソリューション<9236>が急反落。12日の取引終了後、24年10月期の連結業績予想について、売上高を9億1300万円から6億5200万円(前期比13.3%減)へ、営業利益を2億4500万円から1700万円(同90.0%減)へ、最終利益を1億7100万円から1000万円(同91.8%減)へ下方修正したことが嫌気された。今期は、計画ではM&A成約組数を通期で92組と見込んでいたが、第3四半期時点での成約組数は41組にとどまっており、進捗に遅れが生じていることが要因。また、成約組数の進捗を回復するためM&Aアドバイザー人員の採用を進めていることもコスト増につながる。なお、第3四半期累計(23年11月~24年7月)決算は、売上高4億300万円、営業損益1800万円の赤字、最終損益1300万円の赤字だった。なお、前年同期は四半期決算を開示していないため、前年同期との比較はない。
●ストップ高銘柄
雨風太陽 <5616> 1,115円 +150 円 (+15.5%) ストップ高 本日終値
キャンバス <4575> 1,127円 +150 円 (+15.4%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
ギグワークス <2375> 362円 -80 円 (-18.1%) ストップ安 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース