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ダウ平均にきつい下げ 664ドル安 ポジション調整が強まる 米CPIはあくまできっかけ=米国株

NY株式11日(NY時間10:15)(日本時間23:15)
ダウ平均   40072.41(-664.55 -1.63%)
S&P500    5454.02(-41.50 -0.76%)
ナスダック   16910.22(-115.66 -0.69%)
CME日経平均先物 35740(大証終比:-410 -1.14%)

 きょうの米株式市場はダウ平均にきつい下げが見られている一方、IT・ハイテク株は底堅い動きも見られ、ナスダックは小幅な下げに留まっている。前日も見られていたのと同様の展開ではある。

 取引開始前に発表の8月の米消費者物価指数(CPI)はコア指数の前月比が0.3%上昇し予想を上回っていた。市場では一部で残っていた来週のFOMCでの大幅利下げの期待が完全に後退しており、大方の見立て通りに0.25%ポイントの通常利下げになるとの予想でコンセンサスが形成されている。

 ただ、それは米株式市場にとっても想定範囲内のケースで、ダウ平均がここまで下げる必要はないように思われる。やはり例年9月は最悪の月と見られているように、これまでのポジションに調整の動きが強まっているのかもしれない。本日の米CPIはあくまできっかけ。

 主要11業種ではITと通信が上昇しているほかは、金融、不動産、エネルギー、産業を中心に売りが広がっている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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