0823 上海総合

指数
3,267.192
前日比
-103.21
-3.06%
比較される銘柄
日経平均, 
NYダウ, 
米ドル/円
業績
単位
-株
PER PBR 利回り 信用倍率
時価総額

銘柄ニュース

戻る
 

前場に注目すべき3つのポイント~押し目狙いのタイミングを探る~


9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


■押し目狙いのタイミングを探る
■クミアイ化、3Q営業利益 12.8%減 122億円
■前場の注目材料:ボーイング宇宙船、無人の帰還、スターライナー


■押し目狙いのタイミングを探る

9日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。6日の米国市場は、NYダウが410ドル安、ナスダックは436ポイント安だった。8月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想を下回ったほか、過去2カ月の雇用者数の下方修正を受け、労働市場や景気の減速懸念が広がり、幅広い銘柄が売られた。また、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が雇用統計の結果を受けて政策修正の必要性に言及し、大幅な利下げも支持する姿勢を表明したため警戒感が強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比1105円安の35255円。円相場は1ドル142円20銭台で推移している。

日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時35120円まで売られており、ボリンジャーバンドの-1σ水準まで下げてきた。35000円割れを狙った売り仕掛け的な動きが入りやすいなか、週末には9月限の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えているため、ヘッジ対応の売りが強まる可能性もありそうだ。

一方で、7月の米雇用統計の結果を受けた急落によって、既に8月の米雇用統計に対する警戒感は強まっていた。足もとの雇用関連指標の結果を受けた労働市場の減速への警戒から、先週の日経平均株価は2200円超下げていたこともあり、ある程度は織り込まれていただろう。米国市場で主要な株価指数は下落したものの、NYダウの下落幅は410ドルほどにとどまっている。7月の雇用統計を受けた8月5日の下落幅は1000ドルを超えていた。そのため、波乱は回避されたとの見方にも向かわせそうだ。

また、米VIX指数は22.38と20.00を上回ったものの、前月は米雇用統計を受けて一時65.73まで急伸する場面もみられた。前月からは相当落ち着いた動きだったこともあり、売り一巡後は底堅さを見極めつつ、押し目狙いのタイミングを探ることが見込まれる。また、メジャーSQを控えているため、先物市場では限月交代に伴うロールオーバーが中心となり、仕掛け的な売買は手控えられてくるだろう。積極的な上値追いの展開は期待しづらいものの、底堅さがみられる局面においては、押し目狙いの買いが意識されてきそうだ。


■クミアイ化、3Q営業利益 12.8%減 122億円

クミアイ化<4996>が発表した2024年10月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比0.9%減の1292億円、営業利益は同12.8%減の122億9800万円だった。農薬及び農業関連事業において、国内向けは、水稲用殺菌剤「ディザルタ剤」を含む箱処理剤、水稲用除草剤「エフィーダ剤」の販売が好調に推移したものの、一部の製品が終売となる影響等もあり、前年同期並みとなった。海外向けは、畑作用除草剤「アクシーブ剤」が、アルゼンチンでの輸入規制の緩和により同国向けの出荷が増加したが、世界的な農薬の在庫圧縮の影響により米国、豪州向けの出荷が減少した。


■前場の注目材料

・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請


・ボーイング宇宙船、無人の帰還、スターライナー
・米クリフス、資産取得意欲、日鉄のUSスチール破談なら
・立民代表戦、4氏の争い、政権交代への道筋論戦
・トランプ氏量刑大統領選後、口止め裁判、11月に言い渡し延期
・総裁選、アピール白熱、自民各候補者、地方で講演


☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 4-6月期GDP2次速報(前期比年率予想:+3.2%、1次速報:+3.1%)
・08:50 7月経常収支(予想:+2兆5081億円、6月:+1兆5335億円)

<海外>
・10:30 中・8月消費者物価指数(前年比予想:+0.7%、7月:+0.5%)
・10:30 中・8月生産者物価指数(前年比予想:-1.4%、7月:-0.8%)

《ST》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均