急落、52週線割れで地合いは急速に悪化/日経225・本日の想定レンジ
[本日の想定レンジ]先週末6日の米NYダウは410.34ドル安の40345.41、ナスダック総合指数は436.83pt安の16690.83、シカゴ日経225先物は大阪日中比1105円安の35255円。本日の日経平均は急落が予想される。先週末はローソク足が陰線を描き、終値は25日移動平均線とのマイナス乖離を広げ、52週線を下回り、地合いの急速な悪化を窺わせた。5日線や25日線に加え、一目均衡表の基準線と転換線がともに下向きで先週の取引を終えており、短期下落トレンドの延長を警告する形となっている。先週末時点で日経平均は4日続落し、終値で合計2309.40円安と下げ幅は大きいが、25日線との下方乖離率は1.51%にとどまり、リバウンドを誘うには小さい。東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は114.50%と中立圏中央の100%を上回っており、大幅安後の自律反発圧力は限定的とみられる。8月5日安値から9月2日高値までの上げ幅の半値押し35118.38円から節目の35000円が下値支持線として期待されるが、同水準を下回れば一段安リスクへの警戒が必要となろう。
[予想レンジ]上限35900円-下限34700円
《SK》
提供:フィスコ