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ダウ先物は横ばいでの推移 米雇用統計への反応は甲乙つけ難い=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間09:01)(日本時間22:01)
ダウ先物 40838(+9.00 +0.02%)
S&P500 5515.50(+3.25 +0.06%)
ナスダック100先物 18943.00(-20.50 -0.11%)

 米株価指数先物市場でダウ先物は横ばいでの推移となっている。先ほど発表になった8月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)は予想を下回る伸びとなり、前回分も下方修正された。米雇用統計への反応を警戒して事前に下げていた米株価指数先物も下げ幅を広げる反応を見せていたが、動きが一巡すると急速に買い戻されている。

 短期金融市場では今月のFOMCでの利下げへの見方が完全に二分し、0.50%ポイントの大幅利下げの確率は50%まで高まった。ただ、エコノミストからは0.25%ポイントの基本シナリオで変わらないとの見方も出ている。

 平均時給の伸びが予想を上回っており、失業率も予想通りではあったものの前回から低下している。利下げは確実だが、利下げ幅については何とも言えない内容ではある。

 半導体のブロードコム<AVGO>が決算を受け時間外で下落。AI半導体ソリューションとVMウエアの継続的な強さを反映していたが、第4四半期の売上高見通しが予想に届かなかったことが嫌気されている。AI以外の製品に対する需要低迷が成長の足かせとなっていることを示唆していた。

 AIサーバーのスーパー・マイクロ<SMCI>が時間外で3日続落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を従来の950ドルから500ドルまで引き下げた。それでも前日終値よりは20%高い水準。

 USスチール<X>が時間外で続伸。日本製鉄による同社買収をバイデン政権が阻止する姿勢を強調していることから、事態は混とんとしている。そのような中で以前から同社の買収に関心を示していた同業のクリーブランド・クリフス<CLF>のゴンカルベスCEOが米CNBCとのインタビューで「われわれはUSスチールの買収になお興味がある」と述べたこに反応している模様。

 ソフトウエア開発のサムサーラ<IOT>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正している。

(NY時間09:11)(日本時間22:11)時間外
ブロードコム<AVGO> 143.00(-9.82 -6.43%)
USスチール<X> 30.90(+0.93 +3.11%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 406.00(-8.60 -2.07%)
サムサーラ<IOT> 41.48(+2.73 +7.04%)

アップル<AAPL> 223.30(+0.92 +0.41%)
マイクロソフト<MSFT> 409.30(+0.91 +0.22%)
アマゾン<AMZN> 177.75(-0.14 -0.08%)
アルファベット<GOOG> 159.48(+0.88 +0.55%)
テスラ<TSLA> 234.00(+3.83 +1.66%)
メタ<META> 520.86(+4.00 +0.77%)
エヌビディア<NVDA> 107.97(+0.76 +0.71%)
AMD<AMD> 139.30(-0.14 -0.10%)
イーライリリー<LLY> 912.64(-0.11 -0.01%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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