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株価指数先物【昼】 ハイテク株安がセンチメントを冷ます


 日経225先物は11時30分時点、前日比40円安の3万6570円(-0.10%)前後で推移。寄り付きは3万7000円と、シカゴ日経平均先物(3万7010円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。ただし、直後につけた3万7040円を高値に軟化し、中盤には一時3万6470円まで売られ、下落に転じる場面もみられた。売り一巡後は買い戻され、3万6750円辺りまで戻したものの、リバウンド基調は強まらず、終盤にかけては前日の終値を挟んだ膠着となった。

 日経225先物は3万7000円を回復して始まったが、25日移動平均線(3万6930円)をキープできなかった。米国ではエヌビディア<NVDA>が3日ぶりに反発したことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上昇が期待されていたが、東京エレクトロン <8035> [東証P]が年初来安値を更新しており、センチメントを冷ます形となった。積極的な売買が手控えられるなか、日経225先物は3万6500円~3万7000円でのレンジ推移であり、後場も膠着感の強い展開が続きそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.04倍に上昇した。値がさハイテク株が日経平均型の重荷となっているが、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が支えている。もっとも、トレンドが強まる状況ではなく、直近で14.00倍を割り込んだこともあり、リバランス中心だろう。

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