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話題株ピックアップ【昼刊】:ACCESS、野村総研、GENDA

■ACCESS <4813>  1,434円  +192 円 (+15.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 ACCESS<4813>が3日ぶりに急反発している。同社や日本電信電話<9432>、NEC<6701>など9社は4日、各社が持つ技術や製品を組み合わせて400Gbpsの高速データセンター間接続を実現するIOWNネットワークソリューションを提供する体制が整ったと発表。これが材料視されているようだ。今後はデータセンター間接続の更なる高速・大容量化のニーズに加えて、データセンター内のバックエンドネットワークの高速・大容量化やデータセンターの電力消費量削減のニーズなどに対しても、各社が持つ技術や製品等を組み合わせることで対応するとしている。

■野村総合研究所 <4307>  5,227円  +243 円 (+4.9%)  11:30現在
 4日の取引終了後、日経平均株価の定期入れ替えが発表され、野村総合研究所<4307>と良品計画<7453>が新規採用となり、日本製紙<3863>とDIC<4631>が除外された。これを受け、この日の東京市場では野村総研が堅調に推移している。

■GENDA <9166>  2,719円  +120 円 (+4.6%)  11:30現在
 グロース市場の株価の戻りが目立っている。きょうは日経平均株価が一時700円近い下げをみせた後下げ渋る動きをみせ、足もとで3万6800円台の推移と200円安前後まで水準を戻している。そうしたなか中小型株の戻りが顕著で前日の波乱相場から立ち直り反発する銘柄が多くなっている。特にその動きが顕著なのが小型成長株の宝庫であるグロース市場で、旧マザーズ指数であるグロース250指数は朝方の早い段階で2%高の664.53まで水準を切り上げる場面があった。市場では「米長期金利が低下傾向にあり、今月開かれるFOMCでFRBが場合によっては0.5%の利下げに動く可能性も意識されている。過去の例を引いても金融緩和局面では小型成長株が買われやすく、東京市場でもこれまで低迷を強いられ信用買い残の整理が劇的に進んだグロース市場に着目する動きが強まっている」(中堅証券ストラテジスト)と指摘されている。今日は時価総額上位の主力どころでGENDA<9166>、タイミー<215A>、フリー<4478>、インテグラル<5842>、カバー<5253>などが総じて上昇している。

■フィナHD <4419>  1,060円  +42 円 (+4.1%)  11:30現在
 Finatextホールディングス<4419>が大幅反発している。午前11時ごろ、子会社ナウキャストが保険見直し本舗グループ(東京都新宿)と保険代理店の営業活動における生成AI活用で協業すると発表しており、好材料視されている。ナウキャストが提供する、ファイナンシャルアドバイザリー業務の効率化を生成AIで支援する「Finatext Advisory Assist」に、保険代理店業界の専門用語を学習させた「Finatext Advisory Assist for 保険代理店」を新たに開発。「保険見直し本舗」に順次導入し、25年中に全国350店以上の店舗での導入を目指す。これにより、営業業務の効率化及び提案品質の向上を図るとしている。

■IGポート <3791>  1,967円  +71 円 (+3.7%)  11:30現在
 IGポート<3791>が堅調推移。5日、グループ会社のウィットスタジオがテレビアニメーション「真・侍伝YAIBA」の制作を決めたと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。1988年から93年まで週刊少年サンデーで連載されたコミックス「YAIBA」を原作とするアニメーション。YAIBAは「名探偵コナン」の原作者である青山剛昌氏の著作で、全24巻の累計発行部数は1700万部を突破している。監督は蓮井隆弘氏、キャラクターデザイン・総作画監督は亀田祥倫氏、音楽はやまだ豊氏が務め、主人公の鉄刃(くろがねやいば)役は高山みなみ氏が演じる。

■力の源ホールディングス <3561>  1,182円  +42 円 (+3.7%)  11:30現在
 力の源ホールディングス<3561>が大幅反発している。同社は5日、8月の月次業績動向を発表した。国内の既存店売上高は前年同月比5.5%増と、伸び率は前月から鈍化したものの、増収基調を維持した。株価は4月以降、下降トレンドに入り、8月5日に年初来安値をつけた後は安値圏でのもみ合いを続けていた。全店売上高は同11.1%増と2ケタ成長を継続しており、業況を踏まえて値頃感を意識した買いが入ったようだ。8月は台風の影響により一部店舗で休業や時間短縮営業を余儀なくされ、既存店の客数は同0.3%減となった。

■スマレジ <4431>  2,461円  +79 円 (+3.3%)  11:30現在
 スマレジ<4431>が反発している。4日の取引終了後に発表した8月度の月次登録店舗数で、iPadなどのタブレットを利用したクラウドPOSレジ「スマレジ」の有料プラン登録店舗数が前月比545店舗増の3万7936店舗となり、順調に積み上がっていることが好感されている。

■エニマインド <5027>  1,286円  +41 円 (+3.3%)  11:30現在
 AnyMind Group<5027>が4日ぶりに反発した。5日、韓国でユーチューバーをはじめとするクリエーターのマネジメントなどを手掛けるSANDBOX NETWORK(サンドボックスネットワーク)と、グローバルマーケティングに関する覚書を締結したと発表。これが株価の支援材料となったようだ。エニマインドはサンドボックスに対し、デジタルマーケティングに関するソリューションを提供する。サンドボックス所属のクリエーターは、エニマインドのプラットフォームを通じ、企業などのPR案件の紹介を受けることが可能になるという。

■積水化学工業 <4204>  2,233円  +50 円 (+2.3%)  11:30現在
 積水化学工業<4204>が反発している。きょう付の日本経済新聞朝刊で「シャープ堺工場(堺市)の一部取得を検討していることが4日わかった」と報じられており、好材料視されている。記事によると、工場内の本社棟と19年11月に稼働を停止した旧太陽電池工場が対象としており、積水化が事業化を目指すペロブスカイト太陽電池の生産拠点にするとみられ、経済産業省も補助金などで支援する見通しという。ペロブスカイト太陽電池は次世代太陽電池として期待が大きいことから、株式市場でも同件への関心が高まっているようだ。

■オンワード <8016>  539円  +11 円 (+2.1%)  11:30現在
 オンワードホールディングス<8016>が反発している。4日の取引終了後に発表した8月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比8.0%増と、30カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。月を通して平年より気温が高く推移したことから、接触冷感やUVケアなどの機能性素材を使用した実需アイテム(カットソーやニット、ワンピースなど)の販売が好調に推移した。月末には大型台風の影響により、西日本エリアの店舗を中心に売り上げの落ち込みがみられたものの、オーダーメイドブランド「KASHIYAMA」を展開するオンワードパーソナルスタイルの大幅な伸長なども寄与した。なお、全店売上高は同9.2%増だった。

■アインホールディングス <9627>  5,414円  +106 円 (+2.0%)  11:30現在
 アインホールディングス<9627>が3日続伸している。4日の取引終了後、25年4月期の連結業績予想について、売上高を4150億円から4535億円(前期比13.4%増)へ、営業利益を178億円から193億6000万円(同5.2%減)へ、純利益を91億8000万円から100億円(同12.3%減)へ上方修正したことが好感されている。第1四半期において、ファーマシー事業で高額医薬品の処方により処方箋単価が上昇し、処方箋枚数も堅調に推移していることや、リテール事業で客数が好調に推移するとともに、注力するアジアンコスメや高価格帯コスメなどの売り上げが伸長し単価が上昇していることが要因。また、8月20日付でインテリア・雑貨小売販売を行うFrancfrancがグループ入りしたことも寄与する。同時に発表した第1四半期(5~7月)決算は、売上高1036億300万円(前年同期比9.5%増)、営業利益27億5700万円(同23.6%減)、純利益16億4200万円(同23.3%減)だった。ファーマシー事業、リテール事業ともに売り上げを伸ばしたものの、調剤報酬改定の影響などで減益を余儀なくされた。

■すかいらーく <3197>  2,279.5円  +35 円 (+1.6%)  11:30現在
 すかいらーくホールディングス<3197>は全体波乱相場のなか強さを発揮し上値を指向している。前日に日経平均株価は1600円を超える暴落をみせるなか、ほぼ横ばい圏ともいえるわずかな下げにとどまった。国内の外食産業は値上げ効果もあって堅調に売り上げを伸ばす企業が多い。ファミリーレストラン最大手の同社もその一角を担っており、前日発表した8月既存店売上高は前年同月比13.4%増と2ケタ伸長で増収基調を継続している。円高進行でハイテク株が売りに押されるなか、円高を追い風とする内需好業績株の代表格として市場の注目度が高まっているもようだ。

■UACJ <5741>  5,020円  +50 円 (+1.0%)  11:30現在
 UACJ<5741>が反発している。4日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、旧村上ファンドの流れを汲む投資会社エフィッシモ・キャピタル・マネージメントの保有割合が17.01%から18.15%に上昇したことが判明。買い増しを受けて需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は純投資で、報告義務発生日は8月28日としている。

■ユナイテッド <2497>  831円  +7 円 (+0.9%)  11:30現在
 ユナイテッド<2497>が反発している。午前9時ごろ、民間宇宙スタートアップ企業であるAstroX(福島県南相馬市)へ出資したと発表しており、好材料視されている。AstroXは、成層圏(高度20キロメートル前後)までロケットを大気球で放球し、そこから空中発射を行うRockoon(ロックーン)方式による衛星打ち上げロケットの開発を行う企業。既にロケットエンジン燃焼試験の成功、気球からの空中発射性開発の成功、姿勢制御装置の統合試験に成功しているほか、大林組<1802>と千葉工業大学との共同研究契約も締結しており、ユナイテッドはAstroXの事業拡大と更なる成長に向けて支援するとしている。

■大戸屋ホールディングス <2705>  5,200円  +40 円 (+0.8%)  11:30現在
 大戸屋ホールディングス<2705>はしっかり。4日取引終了後、8月度の月次売上高を発表。既存店売上高は前年同月比9.8%増と引き続きプラス基調を維持した。全店ベースでは同8.5%増だった。

■MRT <6034>  864円  +150 円 (+21.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 MRT<6034>はカイ気配。4日取引終了後、東南アジア最大の医師向けプラットフォームを運営するDOCQUITY HOLDINGS(ドクイティ社、シンガポール)の株式を伊藤忠商事<8001>から一部取得し、ドクイティ社と資本・業務提携すると発表。これが買い材料視されている。伊藤忠の支援のもと、両社は東南アジア圏での医療人材紹介事業の発展や、日本国内でのMRTグループ会員に向けたコンテンツ提供を行う。MRTは10月中旬をメドにドクイティ社の発行済み株式の7.5%にあたる議決権付き優先出資株式を取得する。伊藤忠はドクイティ社と2019年に資本・業務提携し、22年に関連会社化した。

●ストップ高銘柄
 スペースマーケット <4487>  352円  +80 円 (+29.4%) ストップ高   11:30現在
 イシン <143A>  1,551円  +300 円 (+24.0%) ストップ高   11:30現在
 メタプラネット <3350>  1,140円  +150 円 (+15.2%) ストップ高   11:30現在
 マーキュリー <5025>  780円  +100 円 (+14.7%) ストップ高   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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