個人投資家・有限亭玉介:今はとにかく!話題性が高く上昇トレンドを維持する株に注目すべし【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2024年8月5日14時に執筆
SOX指数が下落しているだけでなく、米国の景気後退が想像以上に進んでいるようです。これまで米国の景気悪化はFRBの利下げ観測が強まるとして市場は好感していましたが、そんな余裕は無くなってしまいましたねぇ…。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
米労働省が8月2日に発表した7月の米雇用統計は新規雇用者数の伸びが鈍化し、失業率は4.3%となり前月比で0.2ポイント上昇しました。この結果を受けて日米両市場は全面安となりましたねぇ。
終値が前日比2216円63銭安という数字は単純比較できないものの、あの「ブラックマンデー」に次ぐ過去2番目の下げ幅という事ですからとんでもない事が起こった印象を受けます。ポジティブに考えれば、この雇用統計の結果を受けて9月開催のFOMCでは利下げはほぼ織り込まれたとも言えるでしょう。
半導体関連など景気に敏感なハイテク株は、強気のチャートを持ち直すまでに時間を要すかもしれません。あのインテルも業績悪化していますからねぇ。米国の景気に暗雲が立ち込めるなかで、日本の景気はこの先どうなるのかも気になります。果たして日銀の植田総裁の利上げは正しい判断だったのでしょうか…その答えは時間の経過とともに明らかとなっていくのでしょうけれども。
そりゃあ日経平均が史上最高値から暴落すればショックも大きくなるのは仕方のない事です。ただ、不思議なもので全面安となる相場であっても下落直後に反発したり、底堅いチャートを維持する銘柄もあります。思わず目を背けたくなる相場であっても、「こういう時の強い株とは、一体どういうものなのか」を、見逃さないよう市場と向き合ってチャンスを伺って参りましょう。
慶大発バイオベンチャーの坪田ラボ<4890>は週足チャートで下落トレンドが下げ止まり、反発を確認しました。7月9日に発表されたパーキンソン病とうつ病を対象とした特定臨床研究結果の速報の他、同月25日にはin vitro脈絡膜モデルの開発に成功し学術誌に掲載されたとの発表が好感されていました。8月13日の決算発表にも注視です。
昨年末から中長期で上昇トレンドを形成しているラクト・ジャパン<3139>は、業績好調で24年11月期は過去最高益を更新する予想となっています。乳原料や食肉加工品などの輸入品を扱う同社は、円高により更に上振れ余地があるか。
SBI系でクレジットカードデータのセキュリティ監視等を手掛けるブロードバンドセキュリティ<4398>は、3Q時点で通期計画を超過しており業績好調です。クラウドストライクが発端となったシステム障害のニュースなどもあり、セキュリティ分野への注目度は年々高まっておりますな。8月14日の決算発表で25年6月期の業績予想がどうなるか監視です。
7月29日の上方修正を発表したnmsホールディングス<2162>は、しっかり動意しております。製造派遣・請負を展開する同社は、政府推進の外国人人材関連としても思惑がありますな。また、同じ人材関連であればクラウドソーシングサービスを手掛けるクラウドワークス<3900>も、8月2日の決算にて急騰、S高となっていましたね。ここからチャートも変わるかと注目です。
7月31日に好決算を発表した東京鐵鋼<5445>は、地合い悪化もありPER・PBRの割安感が目立っております。建築用棒鋼を主力とする電炉メーカーである同社は、専門技術なしで鉄筋を接合できる「ネジテツコン」などが看板商品で、人手不足の建設業界で需要拡大が続くか。
最後は大光銀行<8537>です。過去にSBIHDと資本業務提携を発表した経緯もあり、日銀の利上げで銀行株が幅広く物色されると同社も漏れずに動意しました。業績好調の同社も、ここまでの地合いで調整を強いられましたが、反発後には中長期的に上昇トレンドを形成していくかと監視中です。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》
提供:フィスコ