レーザーテク朝方急騰後に軟化、前日S高カイ気配の余韻も戻り売り圧力に掻き消される
レーザーテック<6920>が朝高後に値を消しマイナス圏で推移する展開となっている。前日はストップ高となる5000円高で買い物を残す異彩人気となったが、きょうは朝方に3000円あまりの続急騰で3万円台に乗せた後は、大口の売りに買いが凌駕される展開に変わり、前場中ごろには2万5000円台まで水準を切り下げる荒い値動きとなっている。売買代金は全市場を通じてトップで、同社の注目度の高さをうかがわせる。
今週7日引け後に発表した24年6月期決算は営業利益段階で前の期比31%増益を達成、25年6月期も前期比28%増の1040億円予想と、初の1000億円大台乗せを見込んでいる。これが材料視され、前日は値幅制限いっぱいまで上値を伸ばしカイ気配に張り付いたが、3万円大台近辺では戻り売り圧力の強さが改めて意識される状況にある。決算発表を受け、前日に国内外の証券会社からレーティングや目標株価を引き上げる動きも相次いだが、「売りたい強気」といううがった見方もある。AI用半導体市場の需要減速への警戒感が根強いなか、PERなどバリュエーション面で割安感に乏しいという判断も一部にあるようだ。
出所:MINKABU PRESS
今週7日引け後に発表した24年6月期決算は営業利益段階で前の期比31%増益を達成、25年6月期も前期比28%増の1040億円予想と、初の1000億円大台乗せを見込んでいる。これが材料視され、前日は値幅制限いっぱいまで上値を伸ばしカイ気配に張り付いたが、3万円大台近辺では戻り売り圧力の強さが改めて意識される状況にある。決算発表を受け、前日に国内外の証券会社からレーティングや目標株価を引き上げる動きも相次いだが、「売りたい強気」といううがった見方もある。AI用半導体市場の需要減速への警戒感が根強いなか、PERなどバリュエーション面で割安感に乏しいという判断も一部にあるようだ。
出所:MINKABU PRESS