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東エレクなど半導体株の動向に注目/オープニングコメント


 9日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まりそうだが、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。8日の米国市場は、NYダウが683ドル高、ナスダックは464ポイント高だった。米新規失業保険申請件数が予想を下回ったことから、労働市場の減速懸念が和らいだ。ハイテク株主導で買い戻しの動きが強まり、S&P500業種別指数はすべてのセクターが上昇した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比795円高の35575円。円相場は1ドル147円20銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。昨日の日経平均株価は3日ぶりに反落となったが、朝方に売られた以降は、前日の価格水準での底堅さがみられていた。日中の値幅は1000円超と依然としてボラティリティの大きい状況ではあるが、日に日に荒い値動きには落ち着きがみられてきた。また、レーザーテック<6920>が決算を受けてストップ高で終えたことは、センチメント改善につながっただろう。

 昨夕に第1四半期決算を発表した東エレク<8035>はコンセンサスを上回る進捗だった。あわせて通期計画の上方修正と配当の増額修正を発表しており、決算評価の動きが期待される。米国ではエヌビディアが6%を超える上昇をみせていることもあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価を押し上げてきそうだ。

 3連休前ということもあり、買い一巡後は次第にこう着感を強めてくる可能性はある。リバウンド基調をみせてきたとしても、週を跨いでポジションを取りに行く動きは限られると考えられる。ただし、日経平均株価の52週線が36000円辺りに位置しており、マド埋めを意識したトレンドが強まってくるようだと、売り方の買い戻しの動きに向かわせる可能性はあるだろう。

 物色としては半導体株やAI関連、さらに南海トラフへの警戒から震災対策に関連する企業に短期資金が向かいやすい。そのほか、決算を手掛かりとした個別物色も意識されるため、東エレクのほか、昨夕決算を発表した野村<8604>、花王<4452>、テルモ<4543>、KOKUSAI<6525>、東急<9005>、レゾナック<4004>、バンナムHD<7832>、カネカ<4118>、フジクラ<5803>などが注目される。
《AK》

 提供:フィスコ

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