CRI・ミドルウェア---SDVのAPI策定を目指す「Open SDV Initiative」に参画
CRI・ミドルウェア<3698>は7日、モビリティ領域におけるソフトウェア・デファインド・ビークル(以下SDV)で重要となるAPI標準化を目指して設立されたプロジェクト「Open SDV Initiative」に参画したことを発表した。
SDVとは、搭載されたソフトウェアを変更・更新することで機能をアップグレードできる次世代の自動車である。日本では2024年5月にモビリティDX戦略が経済産業省・国土交通省より発表され、2030年に全世界におけるSDVの日系シェアを3割にすることが目標に掲げられている。SDVでは、運転支援やエンターテインメント機能等のアプリケーションを車両に搭載し、無線通信でデータを送受信するOver The Air(OTA)技術によるアップデートで機能を拡張することができる。
「Open SDV Initiative」は、自動車のソフトウェアとハードウェアをつなぐ「ビークルAPI」の国内標準化を目指して設立されたプロジェクト。同社では、経産省・国交省モビリティDX検討会の座長を務める名古屋大学大学院情報学研究科高田広章教授と意見交換を行い、その結果、同社がエンターテインメント領域で開発してきたミドルウェアとビークルAPIの類似性に共感、培った技術と知見でSDV領域に貢献できると考え、「Open SDV Initiative」プロジェクトへの参画を決定した。
《SO》
提供:フィスコ