フォーシーズ Research Memo(2):経営理念は「はずむライフスタイルを提供し、人々を幸せにする。」
■会社概要
1. 会社概要
フォーシーズHD<3726>は、経営理念に「はずむライフスタイルを提供し、人々を幸せにする。」を掲げ、化粧品・健康食品・アロマテラピー関連商品を中心とした製造及び販売を行っている。社名の「フォーシーズ」は、「Customer(顧客)」「Creation(創造)」「Cherish(大切にする)」「Contribution(貢献)」の頭文字である「4つのC」を意味している。また、「HD」には「Harmonious Development(環境、人と調和して発展していく会社)」「HAZUMUをDailyに(はずむライフスタイルのある毎日を)」という意味が込められている。本社所在地は福岡市中央区、グループ会社には衛生コンサルティング事業を展開する(株)HACCPジャパンと、2023年1月より完全子会社となった通信販売事業を行う(株)iiyがある。
2. 沿革
同社は2003年12月に株式移転により(株)SDホールディングスを設立し、東京証券取引所(以下、東証)マザーズに上場した。2004年3月には(株)フェヴリナを完全子会社化、いくつかの事業の変遷を経て、2015年2月に商号を(株)フォーシーズホールディングスに変更し、東証第2部に市場変更後、2022年4月の東証市場再編に伴いスタンダード市場へ移行した。2015年4月に化粧品卸事業を展開する子会社の(株)Cureを設立したほか、2019年6月には衛生コンサルティング事業を展開するHACCPジャパンを子会社化、2021年2月には(同)アロマを設立し、4月にアロマ事業を開始した。
2021年12月には商号をフォーシーズHDに変更し、2022年1月にはコミュニケーション・セールス事業を行うフェヴリナ及びアロマ事業を行うアロマを、2023年1月には化粧品卸事業を行うCureを吸収合併した。組織再編により、販売チャネルの多様化のほか取引先の選択と集中、販売費及び一般管理費のコストダウン、効果的な運営体制の構築、意思決定の迅速化を図り、より機動的な事業活動が可能となった。また、2023年1月には、自社オリジナル商品の開発・販売を行うiiyを、株式取得及び簡易株式交換により完全子会社化した。2023年9月期からは、より市場に向き合い、売上・企業価値向上を目指すために、ブランドごとに区分したセグメントから、販売スタイル別に区分したセグメントへ変更した。さらに、経営体制の見直しと事業戦略の充実強化とさらなる推進を目的として、2023年12月22日付で社長交代により寺田智美(てらだ ともみ)氏が代表取締役に就任した。また、前代表取締役社長 天童淑巳(てんどう よしみ)氏は取締役会長へ就任し、今後はM&Aと新規事業の展開に注力し、売上拡大に向けてスピードアップを図る。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
《AS》
提供:フィスコ