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明日の為替相場見通し=円急伸下でパウエル議長会見控え神経質な展開に

 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、円高が急速に進むなかで、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表と、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の会見という重要イベントが控えており、神経質な展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=148円50銭~152円50銭。

 31日まで開かれた日銀の金融政策決定会合では追加利上げが決まった。決定会合の結果発表後、ドル円相場は乱高下したが、ボラティリティの高まり自体、ヘッジファンドの円キャリ―取引を縮小させる方向に作用しやすい。会合後の記者会見において、植田和男総裁は経済・物価の見通しが実現するのであれば、引き続き政策金利を引き上げる、などの見解を示した。日銀の利上げサイクル入りのシナリオが横たわるなかで、植田総裁の会見後にドル円相場は一段と下落し、1ドル=150円台に突入。円の売り持ち高を解消する目的の買いが継続する可能性が意識されている。日本時間1日未明にはFOMCの結果が発表される。政策金利の据え置きがコンセンサス。パウエル議長の発言を通じ、米国経済の現状認識と9月以降の利下げペースを探る形となりそうだ。

 このほか海外ではユーロ圏の7月消費者物価指数、7月の全米ADP雇用報告などの公表を控えている。

出所:MINKABU PRESS

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