リアルゲイト---3Qも2ケタ増収増益、通期業績予想の上方修正を発表
リアルゲイト<5532>は30日、2024年9月期第3四半期(23年10月-24年6月)決算を発表した。売上高が前年同期比24.1%増の64.71億円、営業利益が同52.2%増の7.47億円、経常利益が同44.4%増の6.39億円、四半期純利益が同66.1%増の4.43億円となった。
同社の主たる事業である不動産業界、特に、東京都心部の不動産賃貸市況においては、平均空室率に改善がみられるなどオフィス需要全体が持ち直している。その中でも特に同社が強みを有する渋谷を中心としたエリアはスタートアップ企業中心に需要が活況で、同社においても既存物件の高稼働率を維持しており、引き続きリーシング状況は良好となっている。また、建築費高騰や金利上昇の影響により新築建て替えを躊躇し、既存ビルの活用を選択する契機が増えるなど、築古ビル再生に強みを有する同社には追い風となっている。
当第3四半期においては既存運営物件の安定稼働、新規物件のリーシング好調によるストック型収入が積み上がり、収益貢献している。また、同社最大規模の物件である渋谷区鉢山町で隣接する2棟の物件「(仮称)渋谷区鉢山町PJ」の決済が完了し、渋谷区代々木4丁目での販売用不動産の契約(2024年9月決済予定)が完了するなど、来期以降に向けた投資も順調に進んでいる。
2024年9月期通期について、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高は前期比12.6%増(前回予想比1.9%増)の78.50億円、営業利益は同36.6%増(同17.2%増)の7.50億円、経常利益は同30.0%増(同7.7%増)の6.30億円、当期純利益は同54.3%増(同6.2%増)の4.30億円としている。
《SO》
提供:フィスコ