ミダックホールディングス---佐賀大学と「微細藻類が産生する有用カロテノイドに関する研究」の共同研究契約を締結
ミダックホールディングス<6564>は25日、子会社のミダックが、佐賀大学と「微細藻類が産生する有用カロテノイドに関する研究」という題目で共同研究を行うことに合意し、共同研究契約を締結したことを発表。
佐賀大学は、微細藻類に関する研究開発環境を拡充すると共に、製薬企業や化学・素材系企業、エネルギー系企業等、細胞や微生物を使った技術開発を進めている幅広い企業との協業を進めている。
同研究は大量培養した微細藻類から抽出した抗酸化物質(カロテノイド色素)を医薬品としても利用可能な純度まで精製することを目的としている。ミダックは、焼却施設などで発生する排ガスから二酸化炭素を分離・回収して微細藻類の培養に有効活用する研究を進めている。新たにフコキサンチンの効果を確認するため、佐賀大学農学部と共同で微細藻類からフコキサンチンを高純度で精製する手法を開発する。純度を高めたフコキサンチンを使用してヒトが抱える生活習慣病を予防する効果、抗炎症効果、抗腫瘍効果などを検証する。
ミダックは、産業廃棄物の収集運搬から中間処理、最終処分までの一貫処理体制を強みとしている。政府の掲げる二酸化炭素排出削減などの環境問題に真摯に取り組み、人々の生活を豊かにする商品開発を目指していく。
《SO》
提供:フィスコ