<動意株・29日>(前引け)=信越化、第四北越FG、東京製鉄
信越化学工業<4063>=大幅続伸。前週末26日の取引終了後、未定としていた25年3月期の連結業績予想について、売上高2兆5000億円(前期比3.5%増)、営業利益7350億円(同4.8%増)となり、年間配当予想を中間・期末各53円の年106円(前期100円)としたことが好感されている。米国の住宅需要の堅調を受けて、塩化ビニル事業で北米を中心に値上げ交渉が進んでいることに加えて、か性ソーダについても値上げを実施したことが寄与する。また、半導体市場の底打ちでシリコンウエハー、フォトレジスト、マスクブランクスなどの半導体材料需要が回復してきていることも貢献する。
第四北越フィナンシャルグループ<7327>=急伸し上場来高値更新。前週末26日の取引終了後、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、中間期の業績予想の上方修正と自社株買い、株式分割などを発表し、好感されたようだ。中間期の最終利益予想を37億円増額して142億円(前年同期比2.8%増)に見直した。貸出金利息や有価証券利息配当金が増加したほか、顧客の為替変動リスクを回避するためのデリバティブ取引の増加により非金利収益が想定を上回ったという。また、取得総数40万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.89%)、取得総額12億円を上限とする自社株買いを実施する予定。更に9月30日を基準日として10月1日付で1株を2株に分割する。加えて、株式分割前の水準で年間配当予想を20円増額の180円(前期比35円増配)に修正し、株主優待制度の拡充についても開示した。
東京製鐵<5423>=戻り足加速でストップ高。前週末26日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の300億円から320億円に増額した。売上高は小幅に下方修正したものの、鋼材販売価格の値上げによる効果が発現し、利益は会社側の期初見通しを上回る。また、同日に発行済み株式数の6.26%にあたる680万株、金額ベースで100億円を上限とする自社株買いを実施することも発表、買い付け期間はきょうから来年6月末までとしており、これもポジティブサプライズとなった。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
第四北越フィナンシャルグループ<7327>=急伸し上場来高値更新。前週末26日の取引終了後、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、中間期の業績予想の上方修正と自社株買い、株式分割などを発表し、好感されたようだ。中間期の最終利益予想を37億円増額して142億円(前年同期比2.8%増)に見直した。貸出金利息や有価証券利息配当金が増加したほか、顧客の為替変動リスクを回避するためのデリバティブ取引の増加により非金利収益が想定を上回ったという。また、取得総数40万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.89%)、取得総額12億円を上限とする自社株買いを実施する予定。更に9月30日を基準日として10月1日付で1株を2株に分割する。加えて、株式分割前の水準で年間配当予想を20円増額の180円(前期比35円増配)に修正し、株主優待制度の拡充についても開示した。
東京製鐵<5423>=戻り足加速でストップ高。前週末26日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の300億円から320億円に増額した。売上高は小幅に下方修正したものの、鋼材販売価格の値上げによる効果が発現し、利益は会社側の期初見通しを上回る。また、同日に発行済み株式数の6.26%にあたる680万株、金額ベースで100億円を上限とする自社株買いを実施することも発表、買い付け期間はきょうから来年6月末までとしており、これもポジティブサプライズとなった。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS