<注目銘柄>=エフピコ、値上げ効果・高機能商品拡大で成長軌道は不変
エフピコ<7947>の上昇トレンド転換を期待したい。同社は食品トレーや弁当容器の最大手で25年3月期は売上高が前期比6.3%増の2360億円、最終利益が同3.4%増の121億2200万円を計画。最終利益は過去最高益となった21年3月期(122億1100万円)に肉薄する見通しだ。4月30日に電力料金や原料価格の高騰を背景に製品価格全般で15%以上の値上げを7月1日出荷分から開始すると発表。最大手とあって価格決定力の高さを印象付けた。
冷食市場や病院・介護給食市場向けの高機能商品の提案などを通じて売り上げの増加を図る方針。新たなM&Aなどを通じた海外戦略も推進し、30年3月期までに売上高3000億円、経常利益300億円(25年3月期見通しは180億円)に伸ばす目標を掲げている。原材料となるベンゼンやナフサ価格は円安に連れる形で上昇圧力が掛かっていたが、目先の円安一服はコスト負担の低下につながる可能性がある。株価は6月17日に年初来安値2285円をつけた後、持ち直しの局面に入ったが、円高トレンドが鮮明となった場合、業績上振れの期待をもとにした本格的な反騰シナリオが見込めそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS
冷食市場や病院・介護給食市場向けの高機能商品の提案などを通じて売り上げの増加を図る方針。新たなM&Aなどを通じた海外戦略も推進し、30年3月期までに売上高3000億円、経常利益300億円(25年3月期見通しは180億円)に伸ばす目標を掲げている。原材料となるベンゼンやナフサ価格は円安に連れる形で上昇圧力が掛かっていたが、目先の円安一服はコスト負担の低下につながる可能性がある。株価は6月17日に年初来安値2285円をつけた後、持ち直しの局面に入ったが、円高トレンドが鮮明となった場合、業績上振れの期待をもとにした本格的な反騰シナリオが見込めそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS