貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8275 フォーバル

東証S
1,371円
前日比
+31
+2.31%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.0 2.17 2.19 0.84
時価総額 380億円
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フォーバル Research Memo(4):中小・小規模企業のDX・GXを支援するフォーバルビジネスグループが柱(2)


■フォーバル<8275>の事業概要

4. フォーバルテレコムビジネスグループ
フォーバルテレコム<9445>を中心にVoIP(高速ブロードバンド回線を利用した電話やインターネット接続サービス)・FMC(サービス名「どこでもホン」)などのオリジナル通信サービス、インターネット関連サービス、普通印刷及び保険サービスなどを提供する。また、一括請求する「ワンビリングサービス」を通じて企業のコスト削減や事業効率向上を支援している。直近では、光回線サービスやISPの拡大ペースが落ち着き、電力サービスにも力を入れている。

2024年3月期通期の業績は、売上高が22,683百万円(前期比6.6%減)、セグメント利益は1,014百万円(同76.2%増)と、減収増益となった。電力サービスは仕入価格変動分を価格転嫁する契約になっており、仕入価格が低下するなかでも収益が回復した。

5. 総合環境コンサルティングビジネスグループ
総合環境コンサルティングビジネスグループは、アップルツリー(2013年12月に子会社化)がスマートグリッド設備機器の商社事業(太陽光発電システム、オール電化、蓄電池、HEMS)のほか、太陽光発電システム(住宅用、産業用)の設計、施工、販売事業を展開している。太陽光発電システムに関しては、2017年4月の再生可能エネルギー特別措置法改正(改正FIT法)の影響を受け、販売は停滞期に入ったが、直近では自家発電用途の産業用太陽光発電システムが復調の兆しを見せる。それ以外にもLED照明や蓄電池、住宅用太陽光発電システムなどの環境商品・サービスの拡販を積極化しており、事業構造の転換が安定化してきた。LEDについては、国内に高品質なLEDを提供する工場を持つ。2024年3月期の業績は、売上高が5,290百万円(前期比38.6%増)、セグメント利益が86百万円(前期は80百万円の損失)と黒字転換し、好調を持続している。

6. その他事業グループ(人材・教育分野)
2018年4月、人材・教育分野の強化のため、通信教育事業、書籍の出版・販売事業を手掛けるアイテック(2013年10月に子会社化)と、IT分野のエンジニア及び管理者の育成、東南アジアにおける現地幹部候補・留学生の人材紹介・派遣などを行う(株)クリエーティブソリューションズが合併し、新会社としてアイテックが発足した。旧アイテックは情報処理技術者や個人情報保護士の養成を得意とし、eラーニングでのサービス提供に強みがあり、クリエーティブソリューションズは大手通信会社などを顧客に持ち、安定した需要が特長である。2020年5月には、システム企画・設計を得意とするカエルネットワークス(現 フォーバルカエルワーク)を子会社化し、7月に完全子会社となった。人材教育事業、IT人材の派遣やシステム企画・開発事業ともに業績は順調である。2024年3月期の業績は、売上高が2,211百万円(前期比7.3%増)、セグメント利益が306百万円(同15.3%増)と、成長性・収益性がともに高い。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《SO》

 提供:フィスコ

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