ランドコンピュ Research Memo(9):2024年3月期の配当金は、35.0円へと大幅に増配
■ランドコンピュータ<3924>の株主還元策
株主還元策として配当を経営の重要課題の1つと位置付けている。経営体質の強化と今後の事業展開に必要な内部留保の充実を勘案したうえで、継続的かつ安定的な利益還元を行うことを基本方針としている。2021年11月に配当性向の基準を30%以上から40%以上に引き上げた。さらに、「VISION 2025」において2026年3月期までの3ヶ年の基準を50%以上に引き上げた。そして、2023年11月1日付けで普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行った。2024年3月期の1株当たり配当金は、中間配当金が10.0円、期末配当金が25.0円、年間配当金が35.0円と、前期から17.5円の大幅な増配(配当性向は50.9%)となった。2025年3月期については、さらなる増益が見込めることから5年間配当金36.0円(前期比1.0円増配)を計画している。配当性向は51.1%となる。弊社では2025年3月期についてはさらなる配当性向の引き上げ余地は大きくないものの、同社の堅固な財務体質や好調な業績を踏まえると、2026年3月期以降に配当性向を現在の50%以上からさらに引き上げる余地は十分にあると考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
《HN》
提供:フィスコ