リソー教育---1Q増収、学習塾事業・幼児教育事業・学校内個別指導事業および人格情操合宿教育事業の売上高が増加
リソー教育<4714>は12日、2025年2月期第1四半期(24年3月-5月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.1%増の69.01億円、営業損失が1.90億円(前年同期は3.64億円の損失)、経常損失が1.97億円(同3.57億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が2.08億円(同2.73億円の損失)となった。
TOMAS(トーマス)(学習塾事業部門)について、 完全1対1の進学個別指導による高品質な教育サービスを提供し、売上高は前年同期比2.7%増の34.16億円となった。当第1四半期においては、TOMAS最難関大学受験部渋谷校(東京都)、メディックTOMAS渋谷校(東京都)を新規開校、TOMAS南浦和校(埼玉県)を移転リニューアルした。
名門会(家庭教師派遣教育事業部門)について、100%プロ社会人講師による教育指導サービスの提供に加え、全国区へ事業展開を図っており、売上高は同3.4%減の10.08億円となった。
伸芽会(幼児教育事業部門)について、名門幼稚園・名門小学校受験業界でトップクラスの合格実績を誇る既存事業「伸芽会」に加え、受験対応型の長時間英才託児事業「伸芽’Sクラブ(しんが~ずくらぶ)」の2つのブランドの充実を図り、売上高は同0.1%増の13.05億円となった。当第1四半期においては、コナミスポーツ伸芽’Sアカデミー武蔵小杉校(神奈川県)を新規開校、伸芽’Sクラブ学童吉祥寺校(東京都)をリニューアルした。
スクールTOMAS(学校内個別指導事業部門)について、学校内個別指導塾「スクールTOMAS」の営業展開を推し進め、売上高は同21.3%増の7.67億円となった。
プラスワン教育(人格情操合宿教育事業部門)について、情操分野を育む多彩な体験学習サービスの提供を行い、売上高は同5.2%増の3.99億円となった。
その他の事業の売上高は同13.3%増の0.04億円となった。
同社グループの経営成績は、受験後の卒業等により生徒数が変動することから、新学期スタート時期である第1四半期を底とし、講習会授業を実施する第2・第4四半期に大きく膨らむ季節的な変動要因があるため、第2・第4四半期と比較して、第1・第3四半期の収益性が低くなる傾向にある。
2025年2月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.4%増の339.60億円、営業利益が同1.6%増の26.70億円、経常利益が同0.5%増の26.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.9%増の17.10億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ