ポエック---3Qは2ケタ増収増益、全セグメントで2ケタ以上の増益に
ポエック<9264>は12日、2024年8月期第3四半期(23年9月-24年5月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比24.0%増の62.80億円、営業利益は同73.2%増の4.62億円、経常利益は同63.8%増の4.77億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同74.6%増の3.03億円となった。
環境・エネルギー事業の売上高は前年同期比18.1%増の33.43億円、セグメント利益は同18.2%増の2.09億円となった。取引先企業の設備投資意欲が依然として強く同社の収益基盤をしっかりと支え経営成績は堅調に推移した。さらに、同社グループの一角を担うマリンリバーの養殖設備機器(海水用冷却装置)の製造事業においては、強力な市況を背景に順調な成長を遂げ経営成績の向上に寄与した。
動力・重機等事業の売上高は同39.2%増の26.41億円、セグメント利益は同133.5%増の3.52億円となった。順調に引合い、受注を積み上げ売上に計上できた。既存及び新規顧客から委託され豊富に抱える受注残を消化してきたことで、オリジナル製品の開発に係る人件費等コストの増加による利益圧迫の懸念も吸収でき、本事業の経営成績底上げに寄与した。
防災・安全事業の売上高は同11.6%減の2.95億円、セグメント利益は同99.7%増の0.39億円となった。病院・福祉施設等において、コロナ禍で減退した設備機器需要は持ち直しておらず、売上高は前年同期から減少した動きとなったが、本事業以外の事業も含めて当社グループ全体で生産効率が上昇した。
2024年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.4%増の80.00億円、営業利益が同48.8%増の6.00億円、経常利益が同42.9%増の6.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.4%増の3.78億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ