ミロク情報 Research Memo(10):連結配当性向は30%目安から30~40%目安に引き上げ
■株主還元策
● 株主還元策
ミロク情報サービス<9928>は株主還元として、配当に関しては配当性向30%の水準を目途に長期的に安定した配当を継続することを基本方針としてきたが、中期経営計画において配当性向目安を30?40%に引き上げ、利益成長に応じた累進的配当を実施していく方針を示した。2024年3月期の1株当たり配当金は、業績が順調に推移したこともあり前期比5.0円増配の50.0円(配当性向35.3%)とした。2025年3月期は同5.0円増配の55.0円(同37.1%)と2期連続の増配を予定している。また、同社は資本効率の向上を図るため自己株式取得についても、株価水準なども考慮しながら機動的に実施していく意向を示している。直近で自己株式保有比率は発行済株式数の14.0%に達しているが、取締役への譲渡制限付株式制度を導入しており、また今後、従業員へのストックオプションの付与や株式交換によるM&Aなどが自己株式活用の選択肢として考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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提供:フィスコ